京田辺市議会 > 2017-06-12 >
06月12日-03号

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  1. 京田辺市議会 2017-06-12
    06月12日-03号


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    平成29年  6月 定例会(第2回)       平成29年第2回京田辺市議会定例会会議録              (第3号)会議年月日  平成29年6月12日会議の場所  京田辺市議会 議場開議散会日時及び宣告  開議      平成29年6月12日 午前10時00分  散会      平成29年6月12日 午後3時30分  宣告者     開議散会共 議長  奥西伊佐男出席、欠席議員及び欠員  出席      19名  欠席       0名  欠員       1名              凡例   ◯ 出席を示す                   ▲ 欠席を示す議席番号    氏名      出席等の別  1    欠番  2    次田典子       ◯  3    西畑利彦       ◯  4    横山榮二       ◯  5    米澤修司       ◯  6    喜多和彦       ◯  7    上田 毅       ◯  8    岡本茂樹       ◯  9    南部登志子      ◯ 10    岡本亮一       ◯ 11    青木綱次郎      ◯ 12    増富理津子      ◯ 13    河田美穂       ◯ 14    櫻井立志       ◯ 15    河本隆志       ◯ 16    小林喜代司      ◯ 17    鈴木康夫       ◯ 18    市田 博       ◯ 19    松村博司       ◯ 20    奥西伊佐男      ◯会議録署名議員  4番   横山榮二 14番   櫻井立志職務のため議場に出席した者の職氏名  議会事務局長        村上陽一  議会事務局担当課長     鈴木一之  議会事務局議事係長     古谷隆之地方自治法第121条第1項により説明のため出席した者の職氏名  市長            石井明三  教育長           山口恭一市長より説明のため委任され出席した者の職氏名  副市長           鞍掛 孝  理事            西川明裕  企画政策部長        西川明裕(兼務)  総務部長          白井裕之  市民部長          安倉公彦  健康福祉部長        村田敬造  建設部長          里西正治  建設部技監         瀬野加津人  経済環境部長        吉岡 均  危機管理監         吉田武司  こども政策監        西川幸子  上下水道部長        礒谷惠市(併任)  安心まちづくり室長     吉田武司(兼務)  輝くこども未来室長     西川幸子(兼務)  企画政策部副部長      池田一也  総務部副部長        北村文昭  市民部副部長        櫛田浩子  健康福祉部副部長      長田都志子  建設部副部長        越後正実  経済環境部副部長      森田政利  上下水道部副部長      伊東正博(併任)  企画政策部企画調整室長   池田一也(兼務)  総務部総務室長       北村文昭(兼務)  市民部市民政策推進室長   櫛田浩子(兼務)  健康福祉部健康福祉政策推進室長                長田都志子(兼務)  建設部建設政策推進室長   越後正実(兼務)  経済環境部経済環境政策推進室長                森田政利(兼務)市長より説明のために嘱託され出席した者の職氏名  水道事業管理者職務代理者  礒谷惠市  上下水道部長        礒谷惠市  上下水道部副部長      伊東正博  上下水道部経営管理室長   伊東正博(兼務)  消防長           北川秀樹  消防次長          井辻正治教育長より説明のため委任され出席した者の職氏名  教育部長          古川義男  教育指導監         脇本佳彦  教育部副部長        前川宗範  教育総務室長        前川宗範(兼務)選挙管理委員会委員長より説明のため委任され出席した者の職氏名  選挙管理委員会事務局長   白井裕之公平委員会委員長より説明のため委任され出席した者の職氏名  公平委員会事務局長     鈴木勝浩農業委員会会長より説明のため委任され出席した者の職氏名  農業委員会事務局長     森田政利代表監査委員より説明のため委任され出席した者の職氏名  監査委員事務局長      鈴木勝浩固定資産評価審査委員会委員長より説明のため委任され出席した者の職氏名  固定資産評価審査委員会                鈴木勝浩  事務局長会議に付した事件  1 開議宣告  2 議事日程の報告  3 会議録署名議員の指名  4 一般質問(小林喜代司)  5 一般質問(河田美穂)  6 休憩  7 一般質問(増富理津子)  8 一般質問(西畑利彦)  9 散会宣告会議経過別紙のとおり-----------------------------------                          <議事日程第3号>     平成29年第2回京田辺市議会定例会議事日程                      平成29年6月12日(月)                      午前10時00分開議◯開議宣告(会議規則第11条第1項)◯議事日程の報告(会議規則第20条)日程第1 会議録署名議員の指名(会議規則第88条) 番           番          日程第2 一般質問(1)小林喜代司(みらい京田辺)(2)河田美穂(公明党)(3)増富理津子(日本共産党京田辺市議会議員団)(4)西畑利彦(日本共産党京田辺市議会議員団)----------------------------------- ○奥西伊佐男議長 おはようございます。ただいまの出席議員は19名であります。定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。 本日の議事日程はあらかじめお手元に配付したとおりです。 ○奥西伊佐男議長 それでは、日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により議長から4番、横山榮二議員、14番、櫻井立志議員を指名いたします。 ○奥西伊佐男議長 次に、日程第2、一般質問を行います。 通告順位5番、小林喜代司議員。 ◆小林喜代司議員 おはようございます。16番、みらい京田辺、小林喜代司でございます。 私は、今回、大きく三つの項目について質問をさせていただきます。1点目は通園、通学時の安全対策について、2点目は農業用ため池の安全管理について、3点目は天井川であります天津神川の整備の見通しと安全対策について、以上3点についてお伺いをいたしますが、いずれの項目につきましても、これまでにもお伺いいたしまして、それぞれのご答弁はいただいてはおりますが、その後、今日までどのようにして協議や事業を進めてこられたのか、また、今後どのように進めようとされているのか、あわせましてご答弁をいただきたいと思っております。 大きな項目の1点目の通園、通学時の安全対策のことについてお伺いをいたします。 この児童の通園、通学時の安全対策につきましては、石井市長はみずからが現地を歩かれ、危険な場所や安全対策が必要とされた場所には、信号機の設置や横断歩道の設置、また道路のカラー塗装の施工などを講じていただき、また、庁内では通学路安全推進会議を開催して、その対策を講じていただいていることには、多くの市民からも喜ばれていることは事実であります。一つを例にとりましても、田辺小学校の北田辺地域の児童の重要な通学路でありますJR片町線の信楽街道踏切の西側で進めていただいております交差点の整備、歩道の新設、また信号機の増設により、より一層の安全が確保されたことにより、田辺小学校へ通う児童を始め、通行されます多くの市民の方からも喜ばれている声は皆さんの耳にも届いていることと思っております。 しかし、私が今お伺いしたいことは、安全対策は進めていただいてはおりますが、まだ未整備の箇所が残っていることも事実であります。ことし、平成29年度の整備計画の予定と今後の安全対策について、どのように計画をされているのかお伺いいたします。 また、児童の通学時に通学安全整理員の配置をして、児童の通学時の安全に努めていただいてはおりますが、現在、登校時には13人、下校時には5人の配置と聞いておりますが、未配置の通学路に増員をして配置して、児童の安全の確保を図っていただきたいと思っておりますが、市のお考えをお伺いいたします。 また、現在、児童に安全対策として笛を各自に配付されておりますが、非常時には吹けないという声が出ており、防犯ブザーの配置を要望されているご家族の声もお聞きいたしますが、市のお考えをお伺いいたします。私は、この児童の防犯ブザーの配付のことにつきましては、平成28年第2回定例会でもお伺いいたしまして、その必要なことをお願いいたしてまいりました。いただきましたご答弁は、「防犯ブザーの配付については、電池切れや外部からの衝撃などで故障が生じる事例が多く、必要時に正常に作動しないものがあることなどの基本的な課題がある。そのことから、新入学生に笛を配付され、非常時に対応できるよう、学校においてその使い方の指導を行っている。確かに犯罪の未然防止などを目的に小学生に配付している自治体があるが、平成25年に独立行政法人国民生活センターが発表された資料によると、小学生が1年以上実際に使っておられたブザーの提供を受けて行ったサンプル調査の結果、その53%に音が鳴らなかったり、何らかの問題があったということであったと。このように、防犯ブザーについては、子どもたちが扱う上でメンテナンス上の課題もあるということであり、現在のところ、笛で対応していきたいと考えているが、提案されたことについては、こうした問題点が技術的にどのように解決されるのか、引き続き念頭に置いておきたい」、こういうご答弁でありました。その後、近隣の自治体でも防犯ブザーの配付が進められている中で、どのような検討をされ、今後も続けて笛を配付されるのか、あわせてお伺いいたします。 そして、児童の安全確保のための子ども110番の家の登録が不足している状況とも聞いておりますが、現在の状況についてご答弁をいただきたいと思っております。 また、早くから危険な通学路であると認識をされ、その安全対策の必要なことが要望されております府道八幡木津線田辺本町付近、つまり薪一休寺道からJR同志社前駅間の大型車両の交通規制について、今年度、平成29年度に山手幹線が全面開通の予定と発表された中で、その前提となる薪茶屋前交差点の改良工事は完了して、大型車両右折レーンは完成して、通学路の安全確保を図れるのか、警察、京都府公安委員会とどのような協議を進められているのか、あわせてお伺いいたします。 大きな2点目、農業用ため池の安全管理のことについてお伺いいたします。 私は、この市内に多く残っております農業用ため池の管理や安全対策のことにつきましては、これまでの定例会でもお伺いし、その安全管理の必要なことをお願いしてまいりました。石井市長を始め、関係者の皆さんのご努力によりまして、安全対策として、金網等の設置を始め、啓発看板の設置などの安全対策は講じてはいただいておりますが、まだフェンス等の安全対策を講じていただいていない農業用ため池が残っていることも事実であります。 また、毎年のように、夏場になりますと、これらのため池での事故が発生していることは皆さんのよくご存じのことと思っております。5月25日の京都新聞の報道記事によりますと、香川県の自治体の市で発生いたしましたため池での事故に対しまして、安全管理対策をとらなかったとして、管理者の土地改良区に対しまして1,115万円の賠償支払いを高松地裁が命じた判決が出されたことは記事として報道がされてありました。読まれた方もあると思っております。事故が起こりますと、安全対策、管理対策が問われることになりますので、市内に約80カ所と言われておりますこれらのため池について、本市を始め、地元関係者、土地改良区、農家組合などの関係者でいま一度点検調査をしていただきまして、安全対策を早急に講じていただく必要があると思っておりますが、市のお考えを伺っておきたいと思います。事故が起こりますと、必ず安全対策、そしてまた管理対策が出てまいりますので、市のお考えを改めて伺っておきたいと思っております。 続きまして、3点目の天津神川の整備の見通しと安全対策のことについてお伺いいたします。 私は、本市の中央地域の中心市街地を流れます天井川であります天津神川の整備のことにつきましては、これまでにも何回も定例会でその必要なことをお願いしてまいりました。その都度、ご答弁もいただき、京都府の管理河川でありますので、京都府と協議を進めていただいており、現在、府道八幡木津線の田辺地区の棚倉孫神社付近の水路橋の耐震補強工事が進められていることも知っておりますが、上流域であります一休ケ丘地域で大きく開発が進められている中で、この天井川であります管理者の京都府も、危険な川であるということを理解して、認識をしていただております中で、この河川の整備について、今後どのような整備計画、そしてまた、管理者の京都府とどのような協議をされているのか、その見通し、計画等についてお伺いいたします。これまでに経験したことのない大雨であった、観測史上初めての降雨量などということをよく耳にする中で、本市の中心市街地を流れます天井川であります天津神川の下流域に住んでおられます多くの市民の皆さんにご答弁をいただきたいと思っております。 これで私の1回目の質問を終わります。ご清聴ありがとうございました。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 石井市長。 ◎石井市長 みらい京田辺、小林喜代司議員の一般質問にお答えいたします。 私の方からは、天津神川の整備の見通しということでございます。 天津神川の対策につきましては、現在、府道八幡木津線水路橋の耐震工事を最優先として実施していただいておりまして、これを平成29年度に完成させた後、引き続き水路断面の拡幅工事を実施される計画と伺っているところでございます。この拡幅工事が完了いたしますと、治水安全度の向上が図れることから、本市といたしましても、地元との調整等に積極的に協力してまいりたいと考えているところでございます。 その他の質問につきましては、担当部長より答弁を申し上げます。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 古川教育部長。 ◎古川教育部長 ご質問のうち教育部に関係する事項につきましてお答えいたします。 通園、通学時の安全対策についてで3点いただいておりますが、まず、児童の通園及び通学路の安全対策について、通学路安全推進会議を開催して対策してもらっているが、未整備の箇所の今年度の整備予定と今後の計画についての件でございます。 昨年度末の京田辺市通学路安全推進会議開催時点におきましては、対策を必要とする128カ所のうち早期に対策すべき119カ所は、これまでに関係機関との連携により完了しております。残されております箇所は、いずれも中長期にわたって計画的に対策を実施する箇所としておりまして、そのうち対策可能な6カ所については、用地買収や歩道整備など、現在、対策を実施中であり、早期完了を目指して、引き続き関係機関と連携して対応してまいりたいと考えております。今後とも関係機関のご理解とご協力をいただき、園児、児童、生徒の通学時の安全確保に努めてまいりたいと考えております。 次に、通学安全整理員のことで、現在、登校時に13名、下校時には5名配置されているが、増員をして児童の安全確保を図る必要があるが、市の考えはの件でございます。 登下校時の児童の安全確保につきましては、本年5月現在、580名の学校安全登録ボランティア、そのほかに、PTA、京都府所管の子ども・地域安全見守り隊、京都府警所管防犯推進委員の皆さんのご協力により行われております。また、PTA、学校から人の配置の要望があった箇所について点検をし、必要に応じ通学安全整理員を配置し、安全確保を図ってきているところでございます。 次に、防犯ブザーの件で、児童に安全対策として笛を配付しているが、防犯ブザーの配付を要望される声が出ているが、市の考えはの件でございます。 防犯ブザーにつきましては、独立行政法人国民生活センターの調査において、防犯ブザー自体が電気製品であるため、電池切れや外部からの衝撃などによる故障で非常時に作動しないといったケースや、スイッチ部の接触不良や電源の自然放電など、機器自体の経年劣化による不具合、さらには取り扱いによる不具合へ配慮する必要があると報告されており、本市では故障しにくい笛を新入学生に配付しているところです。また、配付とあわせて、非常時に対応できるよう、学校においてその使い方についても指導を行っているところでございます。 また、最後に110番の家の件でございますけれども、これにつきましては京都府警の所管であり、詳しい数までは把握してございません。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 里西建設部長。 ◎里西建設部長 ご質問のうち建設部に関係いたします事項についてお答えいたします。 番号1の通園、通学時の安全対策についての4点目の通学時間帯に田辺本町付近府道八幡木津線の大型車の交通規制について、今後の見通しはについてでございます。 府道八幡木津線大型車通行規制につきましては、薪茶屋前交差点の右折レーン設置完了後に山手幹線への交通転換の状況を見ることが必要であり、それをもとに、地元の意向も伺いながら規制内容を検討し、交通管理者である田辺警察署と協議を進めてまいりたいと考えております。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 吉岡経済環境部長。 ◎吉岡経済環境部長 ご質問のうち経済環境部に関連いたします事項についてお答えいたします。 大きな番号の2番、農業用ため池の安全管理についての、市内の農業用ため池の安全管理については金網で安全対策を実施されているが、全く安全対策が行われていない農業用ため池が残っている。安全対策が必要との声が出ているが、市の考えはでございますが、農業用ため池につきましては、地元の農家組合などで管理を行っていただいております。本市では、ため池などの安全管理に向け、定期的に点検を実施するほか、農政協力員を通じ、農家組合などの管理者へ安全管理の強化について通知を行うとともに、「ため池点検マニュアル」を送付し、周知を図っております。さらに、注意喚起看板を作成し、個人所有のため池も含め、積極的に配付するなど、地元と連携して安全対策に取り組んでいるところでございます。 また、立入防止柵などの設置や補修につきましても、多面的機能支払交付金事業市単独農業基盤整備事業補助などによる支援を行っており、今後も継続して地元と連携して必要な対策を講じてまいりたいと考えております。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 16番、小林喜代司議員。 ◆小林喜代司議員 ご答弁をいただきました。ありがとうございます。 それでは、再質問をさせていただきます。まず、1点目の通学路の安全対策でございますけども、四つございますので、小さな一つ目の未整備の箇所の計画、今、128カ所のうち119カ所で済みということでございました。いくら安全対策を講じていただいておりましても、事故というものは、子どもが注意し、そして、安全対策を講じていただいておりましても、事故というものが実は起こるわけでございます。八幡とか亀岡で発生いたしました、通学途上の子どもが整然と並んで歩いておりましても、車が飛び込んできたり、いろんな事故が起こるわけでございますので、やはりことしの市長の施政方針の中にも、10ページに書いてあるわけでございますけども、薪とか健康村で通学路にゾーン30の設定ということをしていただくようでございますけども、私は、主要な通学路、特に児童がたくさん通っております学校付近に集まってきますので、特に学校付近の通学路には、住民の方の理解を得ていただきましてゾーン30を進めていただくと、こういうことが必要ではないかと思っております。 ことしの計画の中でも、安全対策は早く実施していただきたいと、こういうことをいろんなことでお聞きするわけでございますけども、やはりゾーン30というのが、ほかにもたくさんの、狭窄とかハンプとか、いろんな車を規制する安全対策はございますけども、やはり学校付近のゾーン30が、子どもが学校へ集まってきますので、地元の理解を得てしていただくことが必要であると私は思っておりますが、それについてご答弁をいただきたいと思います。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 里西建設部長。 ◎里西建設部長 小林議員の再質問にお答えいたします。 ゾーン30につきましては、現在、本市では三山木の区画整理区域内に2カ所設置しておりまして、今ご紹介ありましたように、本年度におきましては、薪、健康村において3地区目のゾーン30を予定しているところでございます。 基本的には、ゾーン30の設定に当たりましては、やはり地元区、自治会の方からの要望を踏まえて、交通管理者である田辺警察署さんなり、相談した中で、一定の決められたゾーンを設定しているのが現状でございます。今ご指摘ありました通学路に関しましても、今現在、三つ目に設定します薪、健康村、これについても地元からの発案で設定していくということでございますので、まずは地元と協議しながらその辺を進めていきたいというふうに考えております。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 16番、小林喜代司議員。 ◆小林喜代司議員 やはり地元の協議ということが大事ですけど、地元から上げてくるように市の方から指導をしてやることも私は大事ではないかと思っております。確かにゾーン30は地元の同意が必要でございます。しかし、安全対策を図る方策としては、ゾーン30もその一つだと思うんです。そして、狭窄、いわゆる道路を一部狭くして、車がきつく、走らないようにするのも私は一つの方法やと思うんです。そして、ハンプ、いわゆる道路に若干高低のこぶをつくりまして、スピードを上げないようにする。そのほか、いろんなことがございますけども、私はゾーン30は一つだと思いますけども、やはりいろんな方策を考えていただきまして、地元の方から上がってくるのを待つことなく、地元の方に対しまして上げてくるように指導もしてやることが必要ではないかと思っております。 したがいまして、やはりそういうところを調査していただきまして、ありとあらゆる方策をとって児童の安全を確保してやっていただきたいと、このように思います。特に、先ほど申し上げましたように、JR片町線の信楽街道踏切西側は確かに立派になりました。信号機も増設していただきまして、南側に立派な歩道もできました。大変喜んでおられることも事実であります。また、これは子ども、児童だけではなくて、通行されます大人の方、市民の方も相当喜んでおられます。したがいまして、私は、そういうことを踏まえて、児童、そしてまた市民の安全対策を講じてやっていただきたいと、このように思いますが、再度ご答弁を聞いておきます。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 里西建設部長
    里西建設部長 再質問にお答えいたします。 ゾーン30は有効な手段の一つだとは当然認識しております。本市におきましても、亀岡の事故以前から、市長を先頭に、現地現場主義で現地を見ていただきながら、グリーン塗装を積極的に今日まで進めてきております。そのグリーン塗装においても一定の効果がかなり出ているのではないかというふうに認識しております。狭窄、ハンプとか、いろいろ事例がありますが、それぞれメリット、デメリットがございますので、何回も申しますようですが、やはり地元と協議しながら、市としてもいろんな方法を地元へ提案しながら、その中で最善の方法を進めていきたいというふうに考えております。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 16番、小林喜代司議員。 ◆小林喜代司議員 児童の安全対策はやはり市長みずから先頭に立って歩かれて、確認をされて進めてもらっておりますので、いろんな方策を講じていただきまして、地元の方と十分にご協議をして、児童、そしてまた市民の安全を守っていただきたいと、このように思っております。 特に、我々もお聞きするわけでございますけども、新田辺1号踏切南側ですが、その手前に歩道があります。あそこの歩道につきましては、自転車は押して歩いてくださいと、こういうことが書いてあるわけでございますけども、自転車に乗って、朝の児童の通学時間帯に自転車で走られる方がかなりあるようです。したがいまして、警察の方に地元の方もお願いされましたけども、依然としてそういう方がおられると。そして、あそこの踏切が長いんですね。1年生の子どもがランリュックを背負ってなかなか歩きにくいということもありますので、やはり私はああいう踏切、ああいう踏切と言ったら悪いですけども、何らかのいわゆるボランティアの方が立っていただくとか、警察官が立っていただくとか、指導していただくとか、そういうことも私は必要ではないかと思っておりますが、一度調査をしていただきまして、現場を確認していただきまして、何らかの対策を講じてやっていただきたいと、このように思いますが、ご答弁がありましたらお願いしたいと思います。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 古川教育部長。 ◎古川教育部長 小林議員の再質問にお答えいたします。 今おっしゃっていただいている危険箇所とかのことですけれども、各学校におきましては、教職員、PTAの方々に安全確認のために現地を歩いていただき、確認いただいております。それで、必要な箇所にボランティアとして立っていただく、また、ボランティアの方が足りないところについては交通安全整理員をつけるというようなことで対応しておりますので、その辺につきましても、引き続き現地を確認した上で進めていきたいと考えております。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 16番、小林喜代司議員。 ◆小林喜代司議員 その辺を再度確認願いまして、安全を確保願いますように、これは重ねてお願いをしておきたいと思います。 それから、小さな3点目の児童の安全対策の笛でございますけども、大人の方は防犯ブザーを持つんですね。子どもさんはメンテナンスの関係で防犯ブザーよりも笛がよいと。ただ、子どもさんに聞きますと、ぐわっと後ろから手を回されたときに、かばんから笛を出して吹けないと、こういうことをよく聞きます。そんなんおっちゃん通んねやったら、大人の人も笛を持たはったらいいねんと、こういうことも聞くわけでございますけれども、やはり笛も大事です。しかし、隣の精華町でも防犯ブザーに変わってきました。したがいまして、防犯ブザーは、メンテナンスの関係、電池切れとか、そういうこともありますけども、やはり防犯ブザーを配付されております自治体のやっておられることも確認していただきまして、どうしても防犯ブザーについてご検討を願えないだろうかと、このように私は思いますけども、再度ご答弁を聞いておきたいと思います。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 古川教育部長。 ◎古川教育部長 再質問にお答えいたします。 防犯ブザーにつきましては、緊急時の対応の一つの選択肢としてあることは念頭に置いて今後も当たりたいと考えます。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 16番、小林喜代司議員。 ◆小林喜代司議員 やはり防犯ブザーがかなりふえてまいってきております。メンテナンスの関係、そしてまた電池切れの関係とか、そういうこともありますけれども、やはり私は防犯ブザーの配付を十分に検討していただきますように、これはご父兄からもご意見ございますので、強くお願いをしておきたいと思います。近隣の町でもございますので、時の流れという表現は悪いですけども、笛にこだわることなく、防犯ブザーの検討も願いますことを、これは重ねてお願いとしてお願いしておきます。 それから、子ども110番の家、これは京都府警察本部の管轄でございますと、こういうご答弁をいただきましたけども、やはり田辺小学校管内におきましても、いわゆる110番の家の数が不足しているように私も聞いております。そして、指定されましてから、家族構成が変わったり、お店屋さんがやめられたり、非常に変わってきていることも事実でございます。所管は京都府警察本部かもわかりませんけれども、やはり市も警察とそういう関係機関と十分ご協議を願いまして、私は子ども110番の家の充実を図っていただく、そしてまた、児童にも徹底していただく、市民にも徹底していただく、このことが必要じゃないかと思っておりますが、再度ご答弁を聞いておきます。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 古川教育部長。 ◎古川教育部長 再質問にお答えいたします。 学校におきましても、その通学途上にある子どもたちが駆け込める110番の家の位置などを現地の踏査事業で確認しながら、子どもたちにはそういう利用の方法なんかも指導しております。今後も、京都府警田辺警察署と協議を進める中で、そういった取り扱いについてもご協議していきたいと思います。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 16番、小林喜代司議員。 ◆小林喜代司議員 その辺、よろしくお願いいたします。ただ、子ども110番の家という看板があるんですけども、標示がありますけども、それが薄くなったり、消えかかっていたところもあります。その辺も踏まえまして、私は十分にご協議、ご検討をお願いしたいと思っております。 それから、薪茶屋前交差点からいわゆる同志社前までの大型車両の交通規制、これを再三再四私もお願いし、いろんな方からお聞きするわけでございますけども、また、ほかの議員からもいろんな質問がありまして、同志社前までの間は大型車両が非常に危険な道やと、交通規制いただきたいと。中学生、再三再四見ますけども、非常に危ないところを自転車に乗って、また歩いたりして通っております。したがいまして、ほかの議員からもありましたけども、やはりこの本町付近の大型車両の交通規制は何としてでも私は実現願いたいと、このように思います。 ただ、沿道の事業者の理解も必要でございますけれども、現在の状況から考えていただきますと、大型車両が入ってこなければならない、また、大型車両が入ってこなければ事業に影響を及ぼすというような事業所は、私はお聞きする範囲ではこの間にはないように聞いております。したがいまして、やはり終日規制になるのか、また、通学、通勤の時間規制になるのか、その辺、いろいろございますけれども、私は、しっかりとその辺をご協議願いまして、何としても、山手幹線開通時には間に合わないかもわかりませんけれども、協議をしっかりして、市民の方に見えるように、聞こえるようにしてやっていただく必要があると思っておりますが、再度ご答弁を聞いておきます。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 里西建設部長。 ◎里西建設部長 再質問にお答えいたします。 今の薪茶屋前から同志社前の間の交通規制とのことですが、まずは山手幹線が平成29年度に供用開始予定をされております。その供用開始を受けての交通の流れをまず把握した中で、先ほども答弁いたしましたけど、地元区の意向が大切だと思いますので、その意向も伺いながら、引き続き交通管理者である田辺警察署の方へ協議を進めていきたいと考えております。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 16番、小林喜代司議員。 ◆小林喜代司議員 地元区ということをお聞きするわけでございますけども、大型車両に通ってほしいという区は私はあまりないと思うんです。したがいまして、山手幹線が開通いたすときには、いろんなシミュレーションが私はあると思うんですね。交通の流れ、大型車両の流れ、いろんなシミュレーションがあると思うんです。そのことを念頭に入れて、やはりこの本町付近、この薪一休寺道からいわゆる一番危険だと言われております興戸の同志社前駅までの間は、どうしても時間帯に大型車両の交通規制を私はしていただく必要が、今から進めていただいておきますように、これは重ねてお願いしておきます。せめて田辺幼稚園、田辺小学校、田辺中学校の登下校の時間だけでも大型車両の交通規制をしていただきますことをしっかりと田辺警察、また京都府公安委員会とご協議をしていただきますことを重ねてお願いしておきますが、再度答弁を聞いておきます。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 里西建設部長。 ◎里西建設部長 時間規制も含めて、田辺警察署とも協議を今後進めていきたいと考えております。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 16番、小林喜代司議員。 ◆小林喜代司議員 その辺、やはり市民の安心・安全を守る強い要望でもございますので、私は、開通するのを待つことなく、今からしっかりとしたご協議をお願いしたいと思っております。 それから、大きな2点目の農業用ため池でございますけれども、私も月に一度、文化財のパトロールに参ります。ここにもフェンスがないなと、ここにもないなと、怖い道やなと、こう思うわけでございますけども、やはり非常に難しいことだと思います。管理は地元区、農家組合、また用水組合とかなりますので、大変本市としては難しいことだと思いますけれども、何か事故がありますと、必ず管理責任、安全責任が問われるわけでありまして、やはり本市が指導をして、この安全対策を講じていただく必要があると思っております。 香川県の三豊市の場合でも、県や市は管理責任は裁判では問われておりませんけれども、管理者の土地改良区は1,115万円も払わなければならないと、これが現実でございますので、その辺、念頭に置いて、私はしっかりと地元と協議をして指導してやっていただきたい。もしフェンスがなかったら、今、助成措置もお聞きいたしましたけれども、何としてでも私は安全対策を講じてやっていただきたいと。やはり中には魚を釣りに行くために金網が破れたところもあります。ありますけれども、やはりそういうことを踏まえまして、いま一度点検をしていただく、そして、フェンスのないところにはフェンスをするように、助成金、補助金をお聞きいたしましたけども、それらを地元へおろしていただきまして、私は安全対策を講じていただく必要があると思っておりますが、再度ご答弁を聞いておきます。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 吉岡経済環境部長。 ◎吉岡経済環境部長 再質問にお答えいたします。 今、やはりため池につきましては、点検、そして安全対策ということが必要というふうに質問をいただきました。やはり先ほども申しましたように、農業用ため池につきましては、地元の農家組合などの管理と、そしてまた、地元区とか、そして水利組合とかいう管理体制、さらには土地改良区が管理をしているため池もございます。そういうことで、先ほど申しましたように、まずはそういう管理をされている団体の方々に、いわゆる安全管理の強化についてということで「ため池点検マニュアル」、先ほどもご紹介しましたが、そういうマニュアルもしっかりとあるところでございます。このマニュアルは、写真がついておって、そして図もついておりますし、まず、日常のため池の管理について詳しくわかりやすく書かれております。 そして、今、日常の点検が大切というお話がありましたが、日常の点検のポイントということで、これもわかりやすく事柄を分けて書いております。例えば、水漏れの状況、それから、堤防部分の変形していないかどうか、洪水吐というんですが、そういうとこら辺の状況、そういうもの。そして、今言っていただきました安全に関するその他点検ということで、安全柵の設置の状況、危険看板の設置の状況、そういうことも日ごろから日常的に点検をするポイントとしてマニュアルに書いております。こういうマニュアルを中心に、各管理者の方々へしっかりとそういう情報を提供して、お互いそれを確認、認識しながら、今後とも継続して必要な対策を講じてまいりたいと、そのように考えております。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 16番、小林喜代司議員。 ◆小林喜代司議員 いろんな方策をお聞きいたしました。やはり役員さんは2年に一遍かぐるぐると変わるんですね。前の役員さんはそういうことを聞いておられましたが、次の役員さんはまだ聞いてまへんねんと、こういうことがあるかもわかりません。したがいまして、そのことはやはり引き継ぎを十分していただくとか、また、役員さんが変わられたときには、そういう研修会というのかわかりませんけれども、そういうこともしていただきまして、このため池の安全管理、やはり何か起こりましたら、必ずこれは管理責任、責任が言われますので、地元の土地改良区、用水組合、農家組合、たくさんございますけども、その辺を踏まえまして、しっかりと指導を私はしてやっていただきたいと、これは強く要望としてお願いをしておきます。 それから、大きな3点目の天津神川、これは私は再三再四お願いをしておりますけれども、確かに宇治市で天井川が決壊いたしまして、現在、裁判中でございますけども、京都府におかれましては、この天津神川は危険な川に指定されておりまして、順次整備をしていただいております。市長からご答弁いただきましたいわゆる水路橋の工事が終わりましたら、川の拡幅工事に着手すると、こういうことで、地元と十分協議をするということでございますけども、あの天津神川、田辺町時代の3川撤廃、防賀川、馬坂川、天津神川、三つありますけども、ほかの2川は何らかの方法で安全対策が一応講じられておりますけども、この天津神川だけがまだ、全く未整備とは申しませんけれども、残っておる川でありまして、約1時間に60ミリか70ミリの雨が降れば、あの川はあふれると、こういうことも聞くわけでございますけれども、監視カメラをつけてもらったり、川底の修理をしてもらったり、努力はしてもらっていることは確かに十分地元の方もよくわかります。また、理解もされておるわけでございますけども、60ミリ、70ミリの雨であの川があふれるらしいなと、こういうことも聞くわけでございますけども、川全体の整備について、今、市長からご答弁いただきました水路橋の耐震の工事が終わりますと、拡幅工事をやっていくと。そして、水量を多く流れるようにやっていくということも聞くわけでございますけども、最終的にはいつごろをめどにそういうことを、今、協議をされて進めていくのか、京都府と協議がされているのか、ゲリラ豪雨とか、今までも経験したことのない大雨とか、こういうことも聞くわけでございますので、その辺、今後の見通しについてご答弁できましたら、お願いしたいと思います。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 里西建設部長。 ◎里西建設部長 再質問にお答えいたします。 天津神川の工事の関係でございますが、今、下流側の方の橋台の耐震化補強工事をやっていただいています。これが7月ぐらいに終わるのではないかというふうに京都府の方から聞いておりまして、その後、渇水期に入ったときに、上流側の同じく橋台の耐震化工事を行うと。その工事については平成29年度に完成させたいというように伺っております。それが完成しますと、今、議員から主張がありました天津神川の天井川の府道八幡木津線にかかっている水路橋を拡幅すると。二重の水路になるわけですけど、その工事に次に入っていきたいというふうに今現在のところ京都府の方から伺っているところです。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 16番、小林喜代司議員。 ◆小林喜代司議員 天津神川の一番上流は一休ケ丘の点滅信号のバス停の付近のところに一級河川天津神川起点というのがあります。それから、上流はいわゆる開発がどんどんどんどんと今されてきておりますけども、これは本市の管理する川となっているようでございますけれども、下流域は、これはやはり京都府の管理一級河川でありますので、その辺、やはり京都府と市と連携をとっていただきまして、少しでも早く整備ができますように、これは強く要望としてお願いしておきます。また、中には尼ケ池を調整池にすんねんとか、こういう話もございましたけれども、いろんな方策を考えていただきまして、やはり下流域の市民の安全を私は確保していただくことが大事ではないかと思っております。60ミリ、70ミリの雨が降ったら、この川はあふれるらしいぞという地元の声も聞くわけでございますけども、それも私は事実ではないかと思っております。 しかし、1時間の降雨量ですけども、そういうような雨が、経験したことのない大雨とか、ゲリラ豪雨とかいう雨が現実に降っているわけでございまして、私は、一刻も早くこの天津神川の整備についてはしっかりと京都府の方と協議をしていただきまして、下流域の市民の安全を守っていただく必要があると思っております。特に、もしあの川が決壊いたしますと、本市の中心市街地では壊滅的な打撃を受ける、また被害を受けるわけでございますので、その辺、しっかりと京都府の方と協議を重ねていただきますことを、これは重ねて強く要望としてお願いをしておきます。 以上で質問を終わります。ありがとうございました。答弁は結構です。 ○奥西伊佐男議長 これで小林喜代司議員の質問を終わります。 通告順位6番、河田美穂議員。 ◆河田美穂議員 おはようございます。13番、公明党の河田美穂でございます。 2日目の2番目、ちょうど折り返しの6番で、重複する質問もありますが、一生懸命質問させていただきますので、市長を始め、執行部の皆様には明快で前向きなご答弁をよろしくお願いいたします。 それでは、通告に従いまして質問させていただきます。 大きな1項目めの質問といたしまして、待機児童問題について5点質問いたします。 1点目は、新設された輝くこども未来室の役割と取り組みについてです。市長は、3月議会の私の代表質問の答弁の中で、輝くこども未来室について、「これまでの連携の枠を超えた幼保の一体的な取り組みを強力に進めていくこととし、市長直轄組織としての推進役となる輝くこども未来室を設置した。また、直面する課題への対応にとどまらず、中長期的な視点から、就学前教育、保育にかかわるビジョンの策定などにも取り組んでいく、保護者がさらに安心して子どもを産み育てられるまちづくりを進めてまいりたい」と言われております。この待機児童問題については、健康福祉部局と教育委員会にとどまらず、保育士の確保には総務部局もかかわってきます。このように幾つもの部局にまたがる問題をまとめていくことが求められているところです。このようなまとめ役を輝くこども未来室に期待しているところでございますが、新設された輝くこども未来室の役割と取り組みはどのようになっているのでしょうか、お答えください。 2点目は、保育士の確保策です。待機児童は6月1日現在で127人が依然としておられます。待機児童発生の主な要因は保育士不足によるものということなのですが、保育士の確保策はどのようにしていくのでしょうか。正職員をふやすことはもちろんですが、アといたしまして、任期つき職員の年齢制限緩和を求めます。3年間の任期つきですので、60歳が定年としますと、57歳までは緩和できるのではないでしょうか。 イといたしまして、正規職員を限りなく採用するわけにはいかない現状にあって、臨時職員の確保策がとても大事になってきております。現在は、保育の質の向上、保護者との関係の変化、児童虐待の問題などなど、何年も現場から離れていた潜在保育士の方に働いてもらうにはとてもハードルが高くなってきております。そのためには、保母資格を保育士資格に切りかえる。保母資格というのは、平成11年、18年前ですが、それまでに存在した、現在の保育士資格に当たるものです。保育士資格が国家資格となったため、これまでの保母資格だけでは保育士として働くことができなくなりました。ただし、手続を行えば、保母資格を保育士資格に切りかえることが可能です。そのための資料の提出の仕方を教えたり、登録手数料の5,000円程度を助成するなど、サポートする制度や現在の保育の研修などを開催していただき、潜在保育士の方に自信を深めて保育士として復帰していただく制度を新設すべきです。 ウといたしましては、これから保育士になろうとする方に市独自の奨学金制度を設けてはどうでしょうか。京田辺市で5年間程度働いてもらえたら、奨学金の返済は不要という制度を新設してはどうでしょうか。これらのほかにも、現在働いている保育士の方の退職を防ぐためには、困り事が相談できるアドバイザー的な職員も配置すべきです。ほかにも、市としてあらゆる手段を講じていくべきです。市のお考えをお聞かせください。 3点目は、保育室の確保策です。 アといたしましては、幼稚園、小学校などの空き室の利用はできないのでしょうか。イといたしまして、市内の公共施設の利用はできないのでしょうか。このような調整をするのが輝くこども未来室の役割ではないのでしょうか。市のお考えをお聞かせください。 4点目は、待機児童のため、ファミリーサポート、認可外保育施設、京田辺市一時的保育事業などを利用するために、そういう方に助成してはどうかについてお聞きいたします。 昨年までも、待機児童は4月現在ではゼロであっても、現実といたしましては、年度途中には待機児童が出ていたわけであり、いろいろな対策をとったといたしましても、本年も全ての方を受け入れるのはほぼ無理な状態ではないでしょうか。そこで、働く保護者の方の深刻な状況を少しでも打開するための今できる施策を市として考えていく必要があります。私は以下の二つを提案いたします。 一つ目は、認可保育所以外のサポートを受けるときの助成です。サポートを受けるための保育料は、ファミリー・サポート・センターでは平日7時から20時まで1時間700円、それ以外は1時間800円です。認可外保育施設では、ゼロ歳から1歳では1時間900円、2歳以降では1時間800円。京田辺市一時的保育事業では、平日8時半から16時半、土曜日は8時半から11時半まで、それで3歳未満は1日2,000円プラス給食費300円、3歳以降、1日1,800円プラス給食費300円、そして、1カ月14日以内です。京田辺市シルバー人材センターにも聞いてみました。生後6カ月以降で1時間935円だそうです。などなど、幾つかの預けるところはありますが、保育料があまりにも高額で、毎日預けていたら、働いているよりもお金がかかってしまいます。そこで、認可保育所に入所したらかかる保育料よりも高くなる部分の何割かでも市独自の助成をしてはどうでしょうか。これは、現在困っておられる保護者のために、ぜひ真剣に考えていただきたい。 5点目は、家庭的保育、小規模保育、居宅訪問型保育など、地域型保育も考えるべきです。 4点目の市独自の助成に加えて、子ども・子育て支援新制度にも新しく追加された、保育所より少人数の単位でゼロ歳から2歳の子どもを保育する事業、地域型保育の四つの保育、1、家庭的保育、保育ママ。家庭的な雰囲気のもとで、少人数、定員5人以下を対象にきめ細やかな保育を行う。2、小規模保育。少人数、定員6から19人を対象に、家庭的保育に近い雰囲気のもと、きめ細やかな保育を行う。3、事業所内保育。会社の事業所の保育施設などで従業員の子どもと地域の子どもを一緒に保育する。4、居宅訪問型保育。障害、疾病など、個別のケアが必要な場合や、施設がなくなった地域で保育を維持する必要がある場合などに、保護者の自宅で1対1で保育を行う。このような地域型保育もしっかりと考えていく時期に来ております。2年前の京田辺市のホームページには、子ども・子育て支援新制度の取り組みの中で、「京田辺市では、より地域のニーズに合った子育て支援が提供できるよう、準備を進めている」とありますが、この2年間でどのような準備を進められ、どのように進んでいるのか、市の考えをお聞かせください。 大きな2項目めの質問といたしまして、子育て支援について2点お伺いいたします。 1点目は、京田辺子育てガイドブックの進捗状況は、会議ではどのような意見が出ているのかについてです。妊婦さんや子育て中の保護者の方から、子育て施策が1冊で全てわかるガイドブックをつくってほしいという声が大変多く寄せられております。市といたしましても、広報、ホームページ、京田辺市くらしの便利帳などを通し、さまざまな子育て施策をお知らせしておられます。また、同志社女子大学現代社会学部こども学科の学生たちによる「京田辺市子育て支援BOOK」というとてもすばらしいものも作成していただいております。その中で、それらの情報を1冊にまとめた本市として初めて発行する子育てガイドブックには大変期待が寄せられております。そこでお聞きいたします。京田辺版子育てガイドブックの進捗状況はどのようになっておりますか。市民の方にも編集に参画していただいての編集会議はどのぐらい進んでいるのでしょうか。市のお考えをお聞かせください。 2点目は、配付予定などです。3月議会で京田辺市として行うと言っておられた子育て支援施設の利用者へのアンケートや子育てサークルの皆さんへのインタビューなどはいつどのようにして行われるのでしょうか。発行時期は平成29年度末を目指すということですが、皆さん首を長くして待っておられますので、もう少し前倒ししていただけませんでしょうか。市としての取り組みをお聞かせください。 大きな3項目めの質問といたしまして、防災・減災対策について2点お伺いいたします。 1点目は、地域の防災力を強化していくためにはです。アといたしまして、自主防災組織の設立です。防災・減災対策の中で、自助、共助、公助のうちの共助は、近くの助けで「近助」とも言われている力、地域の防災力を強化していくことが市民の命と財産を守るためにはとても大切になります。そのかなめとなると思われるのが地域の自主防災組織ですが、市内42地域のうち24地域に自主防災組織が地域の皆様の努力により設立され、活動されております。しかし、いまだ18地域には設立できていないのが現状でございます。自主防災組織を設立していくためには、地域住民をその気にさせる人、イコール地域防災リーダーがどうしても必要です。 ある調査によりますと、現在、既に地域の防災リーダーとして活動している人は2.0%、地域防災リーダーになって活動してみたいと思っていただいている方は1.2%と、多くはありませんが、頼まれれば地域の防災リーダーになってもよいと考えている人が8.0%もおられます。つまり発掘すれば、多くの住民の方が地域防災リーダーになってくれるということです。このような地域防災リーダーが自主防災組織設立の鍵になっていくのではないでしょうか。これからの自主防災組織の設立はどのようにお考えですか、お聞かせください。 イとして、避難所運営訓練の実施です。本市は、大規模災害時に地域における生活情報拠点となる避難所について、行政責任のもと、地域住民主体で避難所開設、運営ができるよう、避難所運営の基本や開設手順、運営ポイントをまとめたマニュアルを作成しておられます。とても利用しやすいマニュアルとなってはおりますが、何事も実際にやってみないと、いざというときに、マニュアルを見ただけではなかなかできないものです。本年は、田辺高校と草内小学校で避難所訓練をされる予定ですが、いつ大規模災害が起こるかわかりません。このマニュアルを大いに活用した避難所運営訓練をもっとふやして実施することを望みます。市のお考えをお聞かせください。 最後に、防災・減災対策に女性の視点を取り入れるべきです。防災のための共助の取り組みにおいて、女性がより大きな役割を果たすことへの期待が高まっております。例えば、避難所における女性避難者のニーズへの配慮や女性高齢者のケアなど、女性へのよりきめ細やかな対応ができる役割があるほか、働き手が出かけていない昼間時に発生した場合の対応などにおいても、女性が中心的な役割を果たすことが期待されてきております。女性の視点からの防災対策について、積極的に情報発信する動きも出てきております。女性が参加でき、積極的に意見が述べられる場をつくり、防災・減災対策に女性の視点を取り入れるべきです。市のお考えをお聞かせください。 1回目の質問を終わります。ありがとうございました。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 石井市長。 ◎石井市長 公明党、河田美穂議員の一般質問にお答えをいたしたいと思います。 私の方からにつきましては、新設された輝くこども未来室の取り組みということでございまして、本市では、これまでバランスよく、子育て支援ということで、子育てしやすいまちを目指しまして、施策を積極的に展開してきました。そのことが、今、全国的に少子化が進行しているにもかかわらず、本市においては子育て世代の転入者が進み、子ども人口が増加をしているのが一つの原因となっておりまして、また、その他、多様化する教育、また保育ニーズや、今後予想される保育所入所率の上昇、また、さらには義務教育への円滑なつなぎなどといった課題に対応し、子どもに関する施策を総合的かつスピード感を持って推進していくために、さらに子育てしやすいまちを目指しまして、輝くこども未来室を設置したものでございます。 現在、基本方針の検討を進めておりますけども、本市のこれまでの実績を生かしながら、幼児教育と保育を一体的に提供することができる認定こども園の導入や幼保共通のカリキュラムの作成に向けた研究会の設置などを盛り込んでいきたいと考えているところでございますし、また、保幼小連携の強化に向けた取り組みのためにも、認定こども園を含めた施設も整備していきたいと考えているところでございます。 また、職員等についても、先ほど議員からもございましたように、関連する部課がございますので、その点については、やはりこども未来室が先頭に立ってしっかりとまとめた中で、全体的に子育てのしやすいまちづくりを目指してまいりたいと考えているところでございます。 その他の質問につきましては、担当部長の方からご説明申し上げます。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 白井総務部長。 ◎白井総務部長 ご質問のうち総務部に関係する事項についてお答えいたします。 私の方からは、2点目の保育士の確保のうちの1点目、任期つき職員の年齢制限の緩和についてのご質問にお答えいたします。 保育士の確保につきましては、全国的に困難な状況にある中、本市におきましても同様に確保が困難な状況となっておりますが、正職員の採用に当たりましては、幅広く有為な人材を確保することとあわせ、多様な就業ニーズへの対応を念頭に置き、昨年度から実施をいたしました任期付職員採用試験の募集において、受験対象年齢を40歳以下とし、今年度はさらに50歳以下へ引き上げたところでございます。57歳までの拡大をというご提案ではございますが、現時点では50歳以下を一つの水準と考えておりますが、採用した保育士の勤務状況なども評価して判断してまいりたいというふうに考えております。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 村田健康福祉部長。 ◎村田健康福祉部長 公明党、河田美穂議員の一般質問のうち健康福祉部に関する事項についてお答えいたします。 大きな番号1、待機児童問題について、(2)保育士の確保策はのうちイ、臨時職員への研修の強化につきましては、現在、本市では、保育所に勤務する臨時職員に対して各種研修を行っており、職員の能力向上に努めているところです。また、この6月から、保育士資格を有しているにもかかわらず、長く保育の現場を離れ、保育士として働くことに不安を感じている方などを対象に、その不安感を和らげ、保育士としての就職を後押しする事業として、市立保育所職場見学会を実施することといたしました。この事業は、市内公立保育所4園での見学や体験を通して、保育士として働く感覚を思い出していただき、復帰への意欲を持っていただくことで、臨時職員やパート職員の登録につなげていくことを目指しております。現在は、気軽に参加してもらえるよう、見学や体験を中心に実施することとしておりますが、参加状況やご要望に応じて、技能研修等についても検討していきたいと考えております。 次に、ウ、市独自の奨学金制度の設置などについてですが、保育人材確保のための奨学金等の制度については、京都府において、保育士養成施設に通う学生に対して貸付事業を設けており、府内の保育所に就職し、勤務を継続することにより、返還免除になる制度となっております。今後、この京都府の奨学金制度の周知とあわせて、6月から実施する市立保育所職場見学会に幅広く参加していただき、保育士として働くことの喜びを感じてもらえることで、本市の保育士確保に少しでもつなげていきたいと考えております。 次に、(3)保育室の確保策はのア、幼稚園、小学校のなどの空き教室の利用とイ、公共施設の利用などについて、一括してお答えいたします。 現在、田辺東幼稚園において、空き教室を利用して河原保育所分園を運営しているところです。しかしながら、保育室として利用するためには、給食を提供するための調理室や乳幼児に対応するトイレなど、設備面の整備が必要となることから、現状では公共施設を新たに活用することは難しいと考えますが、今後、幼保連携を進める中で、学校も含め、利用可能な施設の有効利用については検討課題としてまいりたいと考えております。 次に、(4)待機児童のため、ファミリーサポート、認可外保育施設、一時的保育事業などを利用されるときに助成をしてはについてですが、ファミリー・サポート・センター事業や認可外保育施設については、基本的には待機児童対策に位置づけることは難しいところですが、一時保育事業については、待機児童対策の一部として利用していただいており、多子世帯には利用料の軽減措置を行っているところです。議員ご提案の助成制度につきましては、幅広い子育て支援施策の充実の中での課題としてまいりたいと考えております。 次に、(5)家庭的保育、小規模保育、居宅訪問型保育など、地域型保育も考えるべきについてですが、保育サービスの提供の形態としていろいろな形があることは承知しております。乳児を中心とした保育の形態の場合、3歳で卒園となる児童に対する保育のあり方が課題となるところです。また、本市としては、就学前の幼児教育、幼児保育を一体的に提供できるよう進めていくことも大切だと考えておりますことから、待機児童対策を含め、今後の研究課題としてまいりたいと考えております。 次に、大きな番号2、子育て支援について、京田辺版「子育てガイドブック」の進捗状況はの(1)会議ではどのような意見が出ているのか、(2)配布予定などについて、一括してお答えいたします。 妊娠期や子育て中の方が安心して楽しく活用できる子育てガイドブックの作成については、編集作業に市民に携わっていただくことで、市民ニーズをより反映したガイドブックの作成を目指しております。進捗状況につきましては、公募の市民編集委員と育児サークルのリーダーや子育て支援者として市の子育て支援事業に長年携わっている方々とともに、6月下旬に開催する第1回目の編集委員会で内容の検討を始める予定です。 今後は、子育て支援施設の利用者へのアンケートや子育てサークルへのインタビューなどを行い、年度内の完成を目指しており、ホームページへの掲載を始め、市内施設や窓口、子育て支援センターなどでの配布を予定しております。 以上でございます。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 吉田危機管理監。 ◎吉田危機管理監 ご質問のうち安心まちづくり室に関係する事項につきましてお答えいたします。 まず、番号3、防災・減災対策についての(1)地域の防災力を強化していくためには、ア、自主防災組織の設立、イ、避難所運営訓練の実施などの件につきましては、自主防災組織につきましては、大規模な災害が発生した際、地域住民が的確に行動し、被害を最小限に食いとめる実働部隊としての役割を担っていただく大変重要な組織であると認識しております。 本市では、平成14年度より自主防災組織等育成助成や設置補助を行い、発足の促進や育成強化に取り組んでいるところでございます。現在、市内42地区のうち24地区において、26団体の自主防災組織を設立していただき、日ごろから地域内の安全点検や、住民への防災意識の向上・啓発のための防災訓練や研修の実施、防災資機材の整備等、災害時の地域防災力強化のため活動いただいております。 今年度におきましては、自主防災組織未設置の区、自治会に対しまして、自主防災組織の必要性や活動内容、市からの助成などについて説明を行う取り組みを通じて、組織設置の理解を得られるよう努めているところでございます。また、避難所運営訓練につきましては、平成25年度より毎年1カ所ずつ、4カ所の指定避難所で取り組んでまいりましたが、14カ所全ての避難所で早期に訓練を実施するために、今年度は2カ所同時開催する予定でございます。 今後も、地域の協力が得られるところから、複数の避難所で実施することも検討する中で、順次実施していくこととしております。 次に、(2)防災・減災対策に女性の視点を取り入れるべきの件につきましては、防災・減災対策に女性の視点を取り入れることにつきましては、京田辺市防災会議におきまして、平成27年度から女性消防団員を新たに委員として委嘱すること等により、女性の視点を取り入れる機会をふやしているところでございます。また、市の女性職員へ防災士資格取得を積極的に進める中で、女性防災士が出前講座の講師を行うことにより、女性視点を取り入れることができるものと考えております。 以上でございます。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 13番、河田美穂議員。 ◆河田美穂議員 再質問をさせていただきます。 1問目からさせていただきます。輝くこども未来室の役割と取り組みを市長はいろいろ話をしていただいたんですが、最後に、先頭に立ってということなので、直面する課題で今一番大きいことというのはやっぱり待機児童のことだと思うんですけど、その辺はどのように輝くこども未来室が一緒にやっていかれるのか、ちょっとそこがわからなかったので、もう一度お願いいたします。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 石井市長。 ◎石井市長 河田議員の再質問にお答えをいたしたいと思います。 課題ということでございまして、今、当面は待機児童ということになるわけでございますけども、それが、先ほども答弁させていただきましたように、増加をしていくという観点から、当初予算には、河原の方でも増築ということで、仮設を建てるということで計画しておったわけでございますけども、今、早急に関係する部署によっていろんな課題を検討していますが、実施できるところは実施をし、検討すべきところは検討すべきということで、今現在進めているところでございます。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 13番、河田美穂議員。 ◆河田美穂議員 それはさっきもわかってたんですけど、輝くこども未来室はどういうふうなことをされるのか、そういう会議とかされたら、こども未来室の方がまとめていこうとされるのか、その辺をもうちょっとお聞かせ願いたいんですけど。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 石井市長。 ◎石井市長 再質問にお答えをいたしたいと思います。 未来室は実施部隊として前に進んでいくという室でございます。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 13番、河田美穂議員。 ◆河田美穂議員 ぜひ新しくできた輝くこども未来室に期待しておりますので、まとめ役として機能することを期待しております。 続きまして、保育士の確保策ですけど、初めのアの任期つき職員の50歳以下にしたというのはなぜなのか。今、50歳以下が適当だというような感じで言われたと思うんですけど、これを57歳までに引き上げるということは、何がどうなのか、ちょっと今の答弁ではわからないんですが、その辺、お願いいたします。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 白井総務部長。 ◎白井総務部長 ただいまのご質問でございますが、50歳以下に拡大いたしましたのは、先ほども答弁の中で触れましたけれども、幅広く人材を確保するという意味では、それまでの子育て経験や就業経験がおありの方で、現在、例えばご家庭にいらっしゃるような方も幅広く対象にしたいということで、50歳まで拡大をいたしました。 ただ、実際に就業していただきまして、現場の方で体力的な面や技能的な面、そういった面がどの程度適応していただけるのかというような面も、初めて取り組んだことでございますので、やはり見届けていきたいなという思いがありまして、現在は一旦50歳を一つのめどとしたいというふうに考えております。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 13番、河田美穂議員。 ◆河田美穂議員 今、部長が言われた内容やったら、50歳以上の人もきっとできると思うので、今でも50歳以上の方も現在保育士としてばりばり働いてはる方もたくさんおられますので、ぜひ早くその辺を見きわめていただいて、もっと年齢制限を緩和していただきたいと、これは要望しておきます。 二つ目の臨時職員の確保策ですけど、これは年齢制限がないということなので、私が先ほど言った保母資格ですよね。私のところもまだ保母資格なんですけど、そういう人が潜在的におられるということはわかっておられると思うので、この辺の対応とかはどのように考えておられますか。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 白井総務部長。 ◎白井総務部長 臨時職員の確保につきましては、引き続き取り組んでおりますけれども、先ほど健康福祉部長が答弁を申し上げましたように、なかなかきっかけをつかめないでいらっしゃる方もたくさんいるのではないかと。ただ、これまで総務の方でも幅広く呼びかけはしておったんですけれども、なかなかそれに応じていただけるきっかけづくりができていなかったということで、今回、両部で検討いたしまして、ああいうような体験的なものもやってみようということで取り組んでいるところでございますので、そういった新しい方法もこれからもいろいろ研究をしながらやってまいりたいというふうに思っております。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 13番、河田美穂議員。 ◆河田美穂議員 今の答弁に入っていないんですけど、そういうふうに、今現在、臨時職員の方が募集しても来られないという状況なんですよね。一人も来られなかったんですよね。じゃ、今やっていること以外のことをしなあかんと思うんですけど、その中では、そんな市内保育所の見学とかいっても、この間の新聞にも大々的に載っていましたけど、今現在どれぐらい来ておられるのか聞きたいんですけど、たくさんそれで来ておられたらいいですけど、これでもまだ来られなかったら、私も保母資格なんですけど、やっぱり保母資格の方って、保育士の資格じゃないので、なかなかそういう見学とかにも行きにくいという部分もあると思うんですよね。だから、この辺のことは、年齢制限がないんだったら、すごく考えていくことやと思うんですけど、その辺は会議とかで出ないんですかね、そういう意見的なことは。どうでしょうか。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 白井総務部長。 ◎白井総務部長 ただいまの議員がおっしゃいました中の意見がそのまま会議で出ていたかどうかというのは、実際のところは、幅広く集めるという意味では、先ほど私が申し上げましたような認識の中で意見は出てまいりました。それから、あとは勤務条件等ですね。例えばもう少し賃金をというようなお話等の面は出てまいったんですけれども、そういったご指摘のような意見の中での対応策というのは出ていないところでございます。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 13番、河田美穂議員。 ◆河田美穂議員 賃金的なものも、臨時職員の初めに申し込む時点で、保育士というのが限定ですよね。違いますか。これ、保母資格の方も入っていましたか。入っていませんよね。保育士でということで限定なんですよね。ということは、やっぱり年齢制限を撤廃するということは、今、潜在的な方といったら、なかなか働いてもいいひんから、保母資格を保育士資格に変えようと思ってはる方ってなかなかおられないと思うんですよね。その中で、こういう人が臨時職員に申し込めるんやなと見たときに、「保育士」というのが入ってたら、やっぱりハードルがすごく高くなるんですよね。勝手にそういうセンターとかに電話して、書類を取り寄せて、その書類を書いて、結局は5,000円以上のお金がかかるんですよ。やっぱりもうやめておこうかなと。私でもそう思いますわ。それに、本当に来はるかどうかはわからないですけど、市として保育士の確保にこれぐらい真面目に取り組んでるんやと、臨時職員募集に来ていただきたいんやというところを見せていただきたいと思うんですけど、その辺、どうでしょうか。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 白井総務部長。 ◎白井総務部長 ただいまご指摘のありました保母資格、それから保育士資格との関係でございますが、十分そのあたりの議論もできていなかったというところはございますので、ただいまご提案をいただきました件につきましては、今後の周知の中で検討させていただきたいというふうに思います。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 13番、河田美穂議員。 ◆河田美穂議員 今現在、120人の方が待機でとても困っておられるんですよ。だから、今から検討してたら遅いと思うので、早く、検討じゃなくて進めると、それぐらいの気持ちでやっていただきたいと思いますし、やっぱり市としては臨時職員に来ていただきたいんですよね。正職員を限りなく、この100人の人が全部いけるまでとっていただけるんやったら、私もこんなことは何も言わないんですけど、臨時職員の方で、多いときを何とかそういう方で穴埋めしていただきたいというのが市としての気持ちやと私も思いますので、その辺はやっぱり前向きにしていっていただきたいし、今、現実に困ってはるというところがありますので、そこは3月まで健康福祉部におられた部長しかできひんところがありますので、ぜひよろしくお願いいたします。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 石井市長。 ◎石井市長 今、河田議員からもございましたように、すぐ募集はかけられることはかけられますけども、やはりそれに働いている方の保障の問題とか、事故の問題とか、いろんな観点があるわけでございまして、その辺も十分検討する中で、今、議員さん言われたように、その気持ちというのは職員は持ってはるということで、先ほどありましたように、未来室もやはりそれぐらいの気持ちでやっていくということで、政策的なものも私が指示したことはそれをしっかりとやっていくと。だから、私がそこへ投げたままで置いておくということはめったにないということですわ。その点については、一生懸命その辺の対策についてはしっかりとやっていきたいと思っております。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 13番、河田美穂議員。 ◆河田美穂議員 市長が答えていただきましたので、大いに期待しております。よろしくお願いいたします。 じゃ、続きまして、保育室の確保ですけど、これは私も質問の中に入れたんですけど、やっぱりなかなか難しいなというところがあるんですけど、今、河原分園の方は一時的保育だけをされていると思うんですけど、その辺はどういうふうになっておられますでしょうか。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 村田健康福祉部長。 ◎村田健康福祉部長 河田議員の再質問にお答えいたします。 今、議員がご指摘のとおり、田辺東幼稚園の河原保育所分園につきましては、現在、保育室があいておる状況でございます。したがいまして、今後の人員の確保ができました際には開設をできるように努力してまいりたいと考えております。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 13番、河田美穂議員。 ◆河田美穂議員 ぜひ、保育室はあいているところがほかの園にもきっと保育士さんの関係であると思うので、その辺は積極的に空き部屋がないように、また積極的に活用していただきたいと思います。 四つ目に移ります。認可保育所に入れなくて、ほかのサポートを受けておられる方、一時的保育以外のは、そういう方のサポートの中には入っていないのではないかということを言っておられましたけど、本当に働かなければいけない方というのは、一時的保育だけやったら、1カ月14日以内なんですよね。全部とれたとしてもね。それに、今とてもいっぱいになって、なかなか京田辺市の分はいけないということで、ほかの認可外のところに行っておられる方が、待機になったから行っておられる方が現実的に出ているんですよ。お金的にも、自分の働いているより保育料の方が高いという方が本当に出てきているんです。本当に困ってはるんです。だから、この四つ目ももう少し考えていただきたい。2人目半額とか、そんなんは前からあることでしょう。じゃなくて、待機児童問題として私は聞いているんですから、その辺の対応はどうでしょうか。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 村田健康福祉部長。 ◎村田健康福祉部長 再質問にお答えいたします。 私どもも待機児童のご家庭が今どのような状況にあるかについて調査等を進めているところでございます。一時保育事業の利用者もおられることは承知しておりますが、その数につきましては、全体の中の一部ということもございまして、既にさまざまな制度を利用なさっているご家庭もあることから、そこだけに対する特別な助成は現在のところ難しいと考えております。 以上です。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 13番、河田美穂議員。 ◆河田美穂議員 そこだけって言ってませんやん。認可保育所以外の保育を受けてって言ってますやんか。それだけって言ってないのでね。その辺を踏まえて、もう一度答弁をお願いします。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 村田健康福祉部長。 ◎村田健康福祉部長 再質問にお答えいたします。 先ほどの繰り返しになりますが、認可外保育所等に通っておられる方々におきましては、それぞれのニーズに沿うところとして通っておられるということもございますので、そこへ向けての助成を直ちに実施することについては難しいと考えております。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 13番、河田美穂議員。 ◆河田美穂議員 京田辺市として、そういう認識でおられるというところがだめですよ。そういう方のアンケートもとられたんじゃないんですか。おじいちゃんやおばあちゃんに無理やり預けてはる方とか、その前後をいろいろなサポートで受けてはる方というのが現実におられるんですよ。待機児童問題として聞いているんですからね。今の答弁では全然困っている人の方に寄り添っていないと私は思うんですよ。やっぱり市長が言われていたいろいろな政策ですよね。仮設の園舎を建てるとか、今、保育士も募集しておられますし。そやけど、今言って今ってなかなか難しいでしょう。先ほども保母資格を保育士にという、それだけでもこれから検討しますと言って、そんなんまだなかなかできない感じですやんか。 その中で、この助成は、今決断したらできることですやん。やっぱり市として待機児童で本当に困っておられる方、そういう方の方に寄り添ったら、今、現実にもうあしたからでもできると言ったら、私、これ、待機児童問題が出てきてから、ずっと悩んで考えたんですわ。考えた中で、この助成がすぐできるといったら、それは全部助成しろとは私も言っていませんよ。その何割かでも、100%のうち1%でも市としてしていただけると、やっぱり保護者の方は物すごく安心するんですよ。やっぱり市としてやっていただいているという、そういう実感が欲しいんですよ。保護者の方は本当に困ってはるんですから、その辺、この助成、それこそ先ほどの総務部長じゃないけど、検討するぐらいのそういう前向きな何かがないんでしょうかね。ちょっとお願いします。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 村田健康福祉部長。 ◎村田健康福祉部長 現在、待機児童となっておられるご家庭にご苦労をおかけしておりますことは十分承知いたしておりますが、既にさまざまな方策を講じたり、制度を利用したりされている方があることから、現時点におきまして、そういった方々全体を網羅する助成制度の創設を短期に制度設計することは大変難しいと考えております。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 13番、河田美穂議員。 ◆河田美穂議員 そうですか。まだそういうふうに言うんですね。ほんなら聞きますわ。今、現実に困ってはる方で、すぐ何か市としてできることは考えてはるんでしょうかね。どうですか。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 石井市長。 ◎石井市長 再質問にお答えをいたしたいと思います。 今、助成措置とか、いろんな形の意見は頂戴をしておるわけでございますけども、それも全然できないとか、そういうことじゃなしに、やはり何らかの方法でいかに一人でも多くの方にうまく補助できないかということも考えているところでございますし、今、ここにあります一時保育とか、そういうようなものについての補助ということについての限定で答弁せえということはなかなか難しいことだと思いますし、そこらも十分、それは会議でもいろんな形で出ていますし、それも未来室の方がそこの意見というのを集約して、私の方にも聞いておりますので、それについては、やはりお困りということは十分わかっているわけでございますし、先ほども答弁でも言わせていただいたように、認定こども園というものも大きく視野に入れて、そういうふうな方を一括して預けていただけるように、保育ができるような物の考え方も私はしていきたいという表明もさせていただいておりますし、その辺も、総合的にいろんな形で、さらにスピード感を持ってということを先ほども言わせていただいたように、スピード感を持った対応をできるように検討していきたいと思っております。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 13番、河田美穂議員。 ◆河田美穂議員 市長が考えていただけるということですので、次の質問に移りたいと思います。 子ども・子育て新制度の中で、保育所よりも少人数でゼロ歳から2歳の子どもを保育する事業、地域型保育というのが出てきておりまして、もう2年たつんですけど、この一般質問の中でも何回かほかの議員さんがされている中で、この「3歳で卒園が課題です」というのが毎回の答弁なんですよ。毎回これが出てくるんですね。そやけど、今、現実的に3歳以上の方で待機の方というのは11人なんです。ゼロ、1、2で、待機の方が116名。10倍ですよね。ほんで、3歳になると、保育所だけじゃなくて、認定こども園じゃなくても、私立幼稚園とか、そういう選択肢も出てくるんですよ。そうなると、働いているお母さんやったら、バスでの送り迎えがあるからそっちの方がいいよという選定をされる方も3歳になると出てくるんですよ。そういう選択肢がふえるところが3歳なんです。だから、3歳の後の卒園が課題ですとか、そんなん言うてるうちにもう2年たったんですよ、今。 今、現実に待機児童問題として私はこれを聞いているので、この待機児童がどうしたら解消されるかということの中では、ゼロ、1、2というところがやっぱり一番ネックじゃないかなと思うんですね。保育士が不足した中でどこが一番削られていくかといったら、ゼロ歳じゃないんですか。ゼロ歳がとらなかったんじゃないんですか。4月時点で変わるだけでしょう、ゼロ歳をとりはったの。ゼロ、1、2が、ここが一番待機が出るんですよ。その中で、このゼロ、1、2をどうしていくかということで国で考えられたのが子ども・子育て新制度の中の地域型保育なんですよ。だから、これは本当に真剣に考えていかないといけないと思うんです。家庭的保育もそうですけど、事業所内保育も今していただいている事業所もありますよ。その中で、事業所の中の子どもさんを受けつける中で何名かあきがあったら京田辺市にお知らせくださいよとか、現実に今ないところですね。事業所として保育がないところ。そやけど、お子さんをたくさん持っておられる方が就職しておられるようなところには事業所内保育というのがありますよと、そういうのも京田辺市として言っていかないといけない時期に来てるんじゃないかなと思うんですけど、その辺はどういうふうな認識でしょうか。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 村田健康福祉部長。 ◎村田健康福祉部長 再質問にお答えいたします。 先ほどの答弁におきまして、これらの事業所がそれぞれゼロ、1、2歳の乳児を対象とすることから、3歳になったときの移行園が課題になるということを申し上げたところでございますが、今後につきましては、それぞれ今後の研究課題としては考えていく必要があるというふうには考えております。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 13番、河田美穂議員。 ◆河田美穂議員 今の感じでは、考えないということやね。そういうことですよね。事業所内保育とかは、家庭的保育とかは、なかなか、急に言っても、やってもらえる方をこれから探さなあかんのですけど、事業所内保育については、やっぱり京田辺市としては交通利便性を訴えて、企業立地を訴えているんでしょう。その中で来ていただける方に事業所内にも保育所をつくっていただけませんかという、そういうことを市として言ってほしいと言っているんですよ。無理やりつくらせろと言っているわけじゃないんですよ。市としてやっぱりこれから長いスパンも見ていかなあかんと思うんです。この待機児童問題も、ことしだけで終わったらいいですけど、そうじゃないでしょう。やっぱり来年からもずっと続くことですやん。だから、長いスパンの方も考えなくちゃいけないと思うんです。その中で、事業所内保育というのは、本当に京田辺市の中の方がそこで働いてはったら、その人の部分の保育もしてもらえるし、外から来る方の保育もしてもらえるとなるとすごいいいことやと思うんですけどね。その辺を京田辺市から働きかけてほしいということを言っているんですけど、その辺はどうでしょうか。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 村田健康福祉部長。 ◎村田健康福祉部長 いわゆる地域型保育事業につきましては、事業者が主体となって設置するものでありますので、そういった問い合わせ等がありましたら、お話は伺ってまいりたいと考えております。現在、企業主導型保育事業として実施されているやすらぎ保育園さんにおかれましても、みずから実施に向けて行われたものでございます。私どもといたしましては、そういった待機児童対策の側面とあわせて、就学前の幼児教育・保育を一体的に提供するという観点からこの問題を考えてまいりたいと考えております。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 13番、河田美穂議員。 ◆河田美穂議員 なんか答弁がずれている感じがするんですけど、待機児童で困っているのは、保護者と京田辺市じゃないんですか。別に事業所は困ってはりませんやん、そんなん別に保育所つくらんでも。事業所の仕事が滞るとか、そんなことないですやんか。そやし、これから事業所がいろいろ京田辺市に進出してきはるときに、何とかそういう事業所内保育というのも、京田辺市としては待機児童問題がとても重要な問題として今出てきているんですよと、その辺、訴えるという、そういう姿勢はやっぱり要るんじゃないかなと思うんですけどね。今の答弁では悲し過ぎて、これ、5回ぐらい、また議長にとめられるぐらいまで言わなあかんはめになるんですけど、どうでしょうか。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 鞍掛副市長。
    ◎鞍掛副市長 まず、一つは3歳児の問題なんですけれども、現在、待機が多く出ているのがゼロ歳児である、これは間違いありません。この一つの背景としましては、今まで入っておられる方は、ゼロ歳児で入れれば、そのまま1歳、2歳、3歳といきますので、その方々はそれで枠をとってしまうということになりますと、新しく入ってこられる方が今回受け入れがなかなか困難であったということで、結果としてゼロ歳児が出ているということでありまして、3歳児で卒園したら、すぐ皆さん入れるよということでは必ずしもありませんので、そこら辺は、我々としても一つの課題としてはシミュレーションをするなり、どれが本当に一番いい形なのかということは、全体の中で考えていく必要があろうかというふうに思っております。 また、企業内保育所の話がございました。これにつきましては、いろいろと企業の中の企業の戦略としても当然あり得るわけでありまして、これにつきましては、既存の企業、あるいは新しく進出してこられる企業、こうしたところにも働きかけはしていきたいと、このように思っております。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 13番、河田美穂議員。 ◆河田美穂議員 初めから副市長がお答えになったら、これを何遍も言わなくてよかったんですけど、ぜひ市からの働きかけをよろしくお願いいたします。 それから、もう一つですけど、先ほど副市長言わはった、新しく入られたからゼロ歳がというのを言ってはりましたけど、私がお聞きしたのでは、保育士が不足しているので、ゼロ歳児は3対1で、1、2歳になると6対1になるから、ゼロ歳児をとらなかったから、まだ待機児童がこれだけで済んでいるんですよということを言われたんですけど、その辺、ちょっと認識が違うんですけど、その辺はどうでしょうか。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 鞍掛副市長。 ◎鞍掛副市長 ゼロ歳児の場合1対3ということで、3歳児になりますと20でしたかね。ということで、保育士1人当たりの受け入れられる可能数というのが変わってくるということは、これは事実としてございます。保育士の数が少なくなってくる中では、ゼロ歳児というのは非常に難しいのは事実でございますけども、今回の事態の中では、臨時職員も含めて、保育士の数が減ったという状況の中でいきますと、今まで受け入れているお子さんたちをお断りするということは、これは現実問題としてできません。したがって、1歳児、ゼロ歳児を受け入れた方々は、今回3歳児になっていれば、それはそのまま当然最大限受け入れるという形になりますので、優先度としましてはそちらの方が優先される結果として、ゼロ歳児は当然新規の申し込みになりますので、そういった方々のところに少ししわ寄せがいっているという状況はあろうかというふうに思います。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 13番、河田美穂議員。 ◆河田美穂議員 ゼロ歳児、その子自体は新規になるんですけど、やっぱりお兄ちゃん、お姉ちゃんが入っておられて、仕事をしておられて、やっぱりゼロ歳児、今まで待機がゼロやったというのが京田辺市の保護者の方の認識ですので、これは受け付けてくれはるということで仕事をされている方もおられましたので、新規とかそんなことを言わないで、ぜひ考えてほしいと思うんですけど、これらのことを、今まで待機児童のことをいろいろ言わせていただいたんですけど、やっぱり本当に保護者の方は困っておられるので、何か今すぐできることと、それから、長期に考えなくちゃいけないことというのがあると思うんですけど、両方を加味しながらやっていっていただきたいと思いますし、そういうのを全体的に考えていただくのが市長直轄の未来室やと思いますので、その辺を期待いたしまして、一般質問を終わります。 ○奥西伊佐男議長 これで河田美穂議員の質問を終わります。 この際、休憩します。午後1時30分から会議を再開いたします。 △休憩 午前11時45分 △再開 午後1時30分 ○奥西伊佐男議長 休憩前に引き続き、会議を開きます。 通告順位7番、増富理津子議員。 ◆増富理津子議員 12番、日本共産党京田辺市議会議員団の増富理津子です。 通告に従いまして質問を行います。 まず初めに、就学援助制度について質問いたします。 子どもの貧困化、この問題が本当に大きな全国的な問題、世界的にも問題となっている中で、引き続き、今回この就学援助の問題を取り上げました。国の方も文部科学省が3月31日に生活保護世帯と同水準の要保護世帯の小中学生への入学準備金、就学援助を増額しました。支給は小学校入学前も可能だとする通知を都道府県委員会に通知しました。通知によると、入学準備金の単価は、小学生は2万470円から4万600円、中学生は2万3,550円から4万7,400円となり、前年度比で倍増します。増額の活用を京田辺市でもいつから始めるのか、また、就学援助を受けている準要保護世帯にも適用すべきと考えますが、市の考えをお聞きします。 二つ目には、援助を必要としている時期に速やかな支給が行えるよう交付要綱の一部を改正し、これまで「児童又は生徒」としてきた入学準備金の交付対象に「就学予定者」を追加いたしました。これによって、中学校への入学前のみならず、小学校入学前の時期に支給できることになりました。既に全国で、この国の要綱改正に伴い、今年度から158自治体で入学前に変更と報道されています。大変重要な制度であり、また、多くの市民の皆さんからも期待もされているこの制度を市としてはどのように支給時期、これを変えていくのか、考えをお聞きします。 大きな二つ目が、介護保険制度と地域包括ケアシステムについて質問をいたします。 現在の第6期介護保険計画は2018年3月末で終了し、2018年度から新たに第7期介護保険制度が開始されます。国の方でも次期の計画づくりに向けてさまざまな論点が示されています。介護保険制度の根幹である福祉と社会保障としての役割を守っていく、そういった立場から、次の3点についてお伺いします。 第6期介護保険計画について、今の到達と今後1年で重視していく点についてお聞きします。特に、総合事業に移行して1年になります。取り組みと課題について、市の考えをお聞きします。 2番目に、第7期介護保険計画についてです。2月27日に厚生労働省の社会保障審議会(介護保険部会)が開かれて、そこで第7期計画の基本指針が示されました。とても気になる内容も含まれています。基本的な理念の中に、「自立支援、介護予防・重度化防止の推進」が盛り込まれています。これまで「介護給付の適正化」としていたものも、「効果的・効率的な介護給付の推進」と、より強い内容に変えられています。そして、計画作成の基本的事項の中に、「施策の達成状況の評価等」や「目標の達成状況の点検、調査及び評価等並びに公表」と盛り込まれ、新たに「被保険者の地域における自立した日常生活の支援、要介護状態等の予防又は軽減若しくは悪化の防止、介護給付等の適正化への取組及び目標設定」という項目がつけ加えられています。附属の資料の中を見ましても、先進的な取り組みをしている自治体では、要介護の認定率が下がって、保険料の上昇が抑えられていると紹介をされています。 しかし、介護保険サービスの対象は人間です。車や機械ではなくて、これだけ効率が上がったのでこれだけ改善をしましたなんて簡単に言えるものではないわけです。こういった要介護者減らし競争のようなものに巻き込まれるのではなく、京田辺に住んでいる高齢者の方が地域の中でありのままの生活を送っていくことを支援する、そういった介護保険計画にしていくことが大切だと考えます。そこで、アとして、今後の検討スケジュール、そして、飛ばしてウの第7期計画の重点とする課題についてお聞きしたいと思います。 それでは、二つ目に、介護保険料についてです。第7期計画になれば、介護保険料も変わってきます。第5期介護保険事業計画から第6期になったときに上げられていて、現在、5,591円です。介護保険料で月5,000円を平均超えるというのは、負担感も相当大きくなっています。介護保険料は高齢者にとって負担の限界に来ている、こういう声をお聞きします。これ以上引き上げるべきでないと考えますが、市の認識をお伺いします。 3点のうちの最後の1点目は、地域ケアシステムを京田辺市としてどのように確立していくのか。そのための課題は。6期計画の中でも、この地域ケアシステム、これを構築していくことが提案されていました。その時点での状況と今の到達、そして、どのように確立していくのか、その課題についてお聞きしたいと思います。 最後に、福祉タクシー等利用支援事業について質問をいたします。 外出困難な障害者に対してタクシー料金及び自家用自動車の燃料の代金の一部を助成する事業です。障害者手帳をお持ちの方のうち、対象者は等級や、また障害によって限られていますが、障害者の生活行動範囲の拡大及び社会参加の促進を図り、福祉の増進に寄与することを目的とするこの事業は大変喜ばれて利用されています。一昨年は、ガソリン代金、これについて支給についての改善をしていただきました。今回、タクシー料金についてお伺いします。 事業が始められたころに比べると、タクシー代も上がり、一番多い通院に使うなどで考えても、1カ月1,000円、1年で1万2,000円では足らないというのが現状で、増額を求める声が大きくあります。福祉タクシーとして、タクシー料金の一部、これを利用していただけるようにと昭和61年度から実施をされたこの制度です。障害者団体の皆さんからの要望もあって、ガソリン代の補助としても併用できるように、平成10年から本当に近隣市町村に先駆けてこういういい制度をつくってきました。もっと利用者の人に沿った、また活用しやすいものであるように大きく検討していく、このことが今求められているのではないでしょうか。市の考えと、そして取り組みについてお伺いをしたいと思います。 これで1回目の質問を終わります。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 古川教育部長。 ◎古川教育部長 日本共産党京田辺市議会議員団、増富理津子議員の一般質問のうち教育部に関係する事項についてお答えいたします。 まず、入学準備金の支給時期を始め、就学援助制度の改善と拡大をのうち、国の新年度予算で生活保護及び同等の所得水準の要保護世帯の就学援助費のうち、新入学生徒の入学準備費用の補助単価が2倍に引き上げられたが、増額についていつから進めるのか。また、就学援助を受けている準要保護世帯にも適用すべきと考えるが、市の考えはについてでございますが、要保護世帯については、入学準備金として、小学校で4万600円を、中学校では4万7,400円を既に支給しております。また、本市におきましては、これまでも国が就学援助費の額を改定した場合、即座に反映し、就学援助を行ってまいりましたので、今回におきましても、準要保護世帯への新入学児童・生徒学用品費等について同様に引き上げるべく、現在準備を進めているところでございます。 次に、入学準備金の支給時期について、入学前の適切な支給をと求めてきたが、既に全国の多くの自治体で入学前に変更との報道がされている。入学準備金支給を入学前の適切な時期にできない理由を改めて聞く。あわせて、子どもの貧困対策に有効と思われる入学前支給であると思うが、市の考えはについてでございます。 現在、本市では、就学援助に係る所得の確認を前年分の所得で行っております。入学前の3月までに支給時期を前倒しするためには、前々年分の所得をもとに申請いただくことになり、この場合、直近の経済状況を反映していないことから、当該年度に支援の対象となる生活困窮者への就学援助ができなくなる可能性が考えられること、また、一旦支給を行った後、市外転出されたとき、返還されないケースも考えられるなど、課題も多くある中、府内の他市においても、支給時期の変更については慎重な対応となっているものと考えられ、本市においても同様と考えております。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 村田健康福祉部長。 ◎村田健康福祉部長 日本共産党、増富理津子議員の一般質問のうち健康福祉部に関する事項についてお答えいたします。 大きな番号2、介護保険制度と地域ケアシステムについて、(1)第6期介護保険計画について、到達と今後1年で重視していく点について問う。総合事業に移行して1年になるが、取り組みと課題はについてですが、今期の高齢者保健福祉計画の大きな柱の一つである「健康づくり・介護予防の促進」については、今までから普及に取り組んでいた市オリジナル介護予防体操を中心に、筋力アップと口の体操を加え、より効果のある体操のDVDを作成し、普及に努めてまいりました。 また、高齢者の生活支援として挙げている社会参加や生きがいづくりの取り組みとしては、各地域の公民館を利用した身近な居場所づくりや高齢者いきいきポイント事業などを進めているところです。 また、認知症高齢者に対する支援につきましては、認知症初期集中支援チームを設置するなどし、体制の整備を図るとともに、従来から取り組んでいる認知症サポーター養成講座など、市民への周知を進めているところです。 総合事業につきましては、ことしの2月末に全ての対象者が移行し終えたところであり、この4月より、多様なサービスを提供できるようサービス内容の拡大をしているところです。今年度は、今期の最後の年となることから、これらの事業一つ一つを充実させるように取り組んでまいります。 次に、(2)第7期介護保険計画について、ア、検討スケジュールを問う。イ、介護保険料は高齢者にとって負担の限界に来ている。これ以上引き上げるべきではないと考えるが、市の認識を問う。ウ、第7期計画の重点とする課題はにつきまして、一括してお答えいたします。 昨年度、介護予防・日常生活圏域ニーズ調査及び在宅介護実態調査を実施し、現在、その結果の分析を行っているところです。今後、このアンケートの結果を踏まえて、8月ごろに示される国の指針も含めながら、第7期介護保険計画の策定を進めていくことになります。保険料や重点とする課題についても、その中で決定していくことから、具体的にお示しできる段階ではありませんが、今期計画の重点課題である身近な居場所づくりや介護予防の取り組みはさらに充実していくべき課題だと考えております。 また、地域包括ケアシステムの構築についても、引き続き重点課題の一つと考えるところです。 次に、(3)地域ケアシステムを京田辺市としてどのように確立していくのか。そのための課題はについてですが、地域包括ケアシステムの構築については、介護や医療を始め、高齢者にかかわる関係機関の連携が不可欠となることから、地域包括支援センターを核として、地域ケア会議や地域見守りネットワークなど、関係機関が意見交換を行う体制づくりを進めているところです。そのような機会を重ねる中で、地域の高齢者にかかわる課題を把握・整理し、住みなれた自宅や地域で暮らし続けられる、京田辺市に応じた体制づくりを進めていきたいと考えております。 次に、大きな番号3、福祉タクシー等利用支援事業の増額を。外出困難な障害者に対し、タクシー料金及び自家用自動車の燃料の代金の一部を助成している。助成額の増額を求める声が大きくある。ぜひ検討をについてですが、福祉タクシー等利用支援事業は、障害者の生活行動範囲の拡大及び社会参加の促進を図るため、タクシー料金及び自家用自動車の燃料代金の一部を助成するものです。昨年度、ガソリン代助成について、指定した給油所でしか給油できなかったものを、給油所の制限をなくし、ご利用いただく際の利便性を向上させたところです。助成額については、現行のままで引き続き運用してまいりたいと考えております。 以上でございます。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 12番、増富理津子議員。 ◆増富理津子議員 2回目の質問をします。一問一答でよろしくお願いします。 最初に、就学援助制度について。国の方で3月31日に通知が出されまして、それに基づいて、市の方で要保護世帯についてはそれぞれの市町村によって判断するということで、京田辺は、今まで行われてきたように、教育の機会均等ということで同額でということで、これは準備されているというふうにお聞きしたんですが、いつからどういう形でされるようになるんでしょうか。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 古川教育部長。 ◎古川教育部長 増富議員の再質問にお答えいたします。 準要保護世帯にも同様に就学援助を同額でするようにしているわけですけれども、現在まさに事務を進めておりまして、受給者に対する入金の事務をとっているところでございます。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 12番、増富理津子議員。 ◆増富理津子議員 いつからということは、例えば今年度の補正予算とか組まれて、今年度からできるということなんですか、途中からでも。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 古川教育部長。 ◎古川教育部長 再質問にお答えいたします。 既決予算の中で対応するべく、今、既に手続をとっているところでございます。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 12番、増富理津子議員。 ◆増富理津子議員 できるだけ早く取り組んでいただきたいと思います。 それと、もう一つ、私の方で質問しています、入学準備金を前倒しというか、入学するまでに支払うのが、普通に考えたら、入学準備なんだから当然じゃないかというふうに考えるんですが、また、そういう声も大きいと思います。そういう中で、先ほどの1回目の質問でも言いました158ぐらいの自治体が今そういう形でやっているし、また、国の方からも、小学生についても可能ですよというような改正がされたということなんですが、市の方はそれをどういうふうに踏まえてらっしゃるのか。 私は、3月議会のときでも質問させていただきました。その時点では、まだ国の方がそれに対しての方針をきっちり通知とかで来ていないのでということで、それと同時に、国の方からそういう一定の指針が出たら、こちらの方でもそれに対して検討していきたいということも言われていました。正式に具体的な通知が3月31日にあったんですが、それに対して本市としてどう対応して判断していくのかということについて、前と同じように、前々年度の所得のことになるのでできないというような報告があったんですが、市としては入学準備金というものについて、年度当初に入学までに支給すべきものだとまず考えられているのかどうか。国の方はそれを考えるべく改正をされたというところだと思うんですが、それについてはどうなんでしょうか。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 古川教育部長。 ◎古川教育部長 再質問にお答えいたします。 課題もあることから、慎重な対応をとってきたというところでございますけれども、先ほどご案内ありました、入学予定者にも可能とする制度の改正などがございましたし、引き続き検討してまいりたいと考えております。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 12番、増富理津子議員。 ◆増富理津子議員 慎重に考えたいというのは、先ほど言われた、途中で引っ越されるとか、そういうことなんでしょうか。何が慎重にさせているのか、ちょっとそこを聞かせてください。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 古川教育部長。 ◎古川教育部長 先ほど事例にも挙げましたけれども、前々年度の所得によって判断する場合、その当年度、直近の前年に該当するようになられた方については、その年に支給できないことも悪い場合のケースにはあります。そうすると、2回出してもらわなければならないようなケースもありますので、そういった事務的なことで受給者にご負担がかかることも一つの事由です。そういったところが慎重に物を進めなければならないということなんですけれども、入学予定者も入るということで、制度の改正もありましたし、それは踏まえて、前回とは違う状況ですので、その辺は引き続き検討していきたいというふうに考えてございます。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 12番、増富理津子議員。 ◆増富理津子議員 多くのところから求める入学前に入学の準備をするために、かなり今回増額していただいたという、国の方のことも、また、お母さんらの要求も、それがあって、やっぱり倍額というのはそれだけ必要な額である。倍額になっても、払われるのが6月後半から7月初めにかけてみたいなふうになっていくと、入学準備のための準備金にならないというのが、今、状況が生まれているというのがあるんですよね。今、全体としては十何%、小中合わせても16%ぐらいの就学援助率ですが、学校によっては50%以上、半分を超えている学校もあるわけですから、そういう状況を踏まえて、もちろん慎重な検討が必要なときもありますが、この問題についてはずっと前からも言われてきていることですし、国の改正もされてきている中で、早急に取り組んでいただきたい課題だというふうに思っています。 特に、さっき言われた前々年度のという、私、議員団の研修で八王子に行かせてもらったときも、そこのところは、まず、入学準備金については前々年度になりますけれども、他の就学援助の部分についてはその年のということで、もう1回、二重に手続してもらうのは悪いからというふうに答弁がこの間もあったんですが、でも、実際に実施されているところでお聞きすると、やっぱり入学準備金を先に出していただくというのが非常に助かっているという声が圧倒的なわけなんですよね。だから、やっぱり国もそういう時期に適したときに出せるようにという改正だと思うので、対応してください。 それと、前回も言いました、中学生については前年度の実際に受けてらっしゃる方もいらっしゃるわけなので、すぐにでもやれるんじゃないかと思うんですが、ちょっとそこについてもう一度答弁をお願いします。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 山口教育長。 ◎山口教育長 私の方から基本的なことについてお答えしますけれども、補助要件に、例えばこの場合は所得ということがついてあるんですけど、所得を含めて、補助要件にそういう条件がついているということについては、公費として公平・公正に支給をするという、これが原則やったんですね。先ほど教育部長からお答えしたように、その辺についての公平・公正な取り扱いがこの制度について運用できていくかどうかという、そこが一番大切だと思うんですよね。そういう意味で、このご質問を受けた中で、事務的には、府内の全市に聞いたんですけど、どこもこういう取り扱いは現在していないと。その辺の原因はやはりそこにあるのではないかというように思うんですね。そういうことがあるので慎重に検討する必要があるということで、同じ支給するのであれば、貧困対策にもなるような支給の仕方というのは当然ご質問の趣旨だと思うんですけど、そのことについて否定をするものではないです。今後も、そういう意味では慎重に検討していきたいというように考えております。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 12番、増富理津子議員。 ◆増富理津子議員 前向きに検討していただきたいと思います。今言われたように、国の方は全都道府県教育委員会に対してそういう通知もしていますし、その中で、京都府がなぜ踏み切らないのか。府下の自治体全部ですね。京都府の教育委員会としてどうなのか、私は直接お聞きしていないので、またどういう考えなのかお聞きできたらというふうに思っています。 県でそういうのに前向きに取り組んでらっしゃるところも、もちろんそれぞれの自治体で検討されて、その上で取り組んでらっしゃるところ、158自治体の中にはいろんなケースがあると思うんですけれども、今利用している方たちに、そして、今、山口教育長が言われたように、貧困対策の大きな一つの手助けにもなるという観点から考えていただきたいというふうに思います。ぜひ早急な取り組みを重ねて要望しておきます。 それと、次に、介護保険制度の件についてです。今、答弁をいただきました第6期介護保険制度の計画はちょうど1年になりました。特に総合事業について聞かせていただきたいということで私はお願いをしていたんですが、その問題で、9日の質問の中にも質問されて、それへの答弁の中で、Aの緩和型の介護保険のサービス、これについて、養成研修について30人いらっしゃったということで、2件の事業所ですか、それで、その中で2名の方が登録で実際にやられているということなども言われていましたが、その30人受けられて、30人全て養成研修のそれをもらったということで考えていいんでしょうか。 それと、事業所登録をするということになっていると思うんですが、その事業所登録の方も30人済ませてらっしゃるのか、ちょっとそこをお聞きしたいと思います。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 村田健康福祉部長。 ◎村田健康福祉部長 増富議員の再質問にお答えいたします。 30名の従事者研修修了者のうち、現在、社会福祉協議会で9名の方が採用されており、4月、5月で事業所内の研修を行われたとお聞きしております。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 12番、増富理津子議員。 ◆増富理津子議員 ありがとうございます。9名の方が社会福祉協議会で採用というか、登録をされているということなんですかね。社協だけでしょうか。何か二つの事業所でと言われていたような気がするんですが、1カ所だけなんでしょうか。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 村田健康福祉部長。 ◎村田健康福祉部長 現在、2カ所の事業所が登録されておりますが、実際にサービスを提供されておりますのは社協のみで、もう1カ所のJA京都やましろにつきましては、現在、準備中と伺っております。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 12番、増富理津子議員。 ◆増富理津子議員 それと、受ける側の方は9人は登録をされているということですが、実際に移行された方は、今のところ、緩和型に移行された人は2人で、今後新たに受ける方がふえてくるだろうという対応をということを言われていたと思うんですが、見通しとして、7期に向けて、今、登録は9人なんですが、9人で対応が広がっていくというふうに考えてらっしゃいますか。それで対応できるというふうに想定されていくんでしょうか。7期に向けてどのようにそれも含めて考えてらっしゃるのかもちょっとお聞きしたいと思います。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 村田健康福祉部長。 ◎村田健康福祉部長 再質問にお答えいたします。 実際に今働いておられるのは9名の方ですけれども、残りの方についても今後従事される可能性はあると思っております。また、現在は二つの事業所ですけれども、今後、サービス需要が高まり、事業所数をふやさなければならないときには、再度、従事者研修を行って、従事できる方の裾野を拡大したいと考えております。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 12番、増富理津子議員。 ◆増富理津子議員 京田辺の場合は、この総合事業をやっていく上で、今まで使われていた方、もしくは新しく認定を受けられるということに、その方たち、今までと同じような程度の方については、きちっと認定審査会で認定をした上で、同じサービスをしていくと。この緩和Aについては、家事援助だけの部分で必要とされる方がそのサービスを必要とされる、それに頼みたいという方について、そのサービスを提供するんだというふうに最初に説明があったと思うんです。今後、同じようにそれは引き続きやられていくんでしょうか。例えばチェックリストというのがありますよね。全体でつくっています。そのチェックリストでされて、例えば今までだと身体介護が必要であろうと思われていた人の部分についても、そのチェックリストで緩和型になるということはないんでしょうか。ちょっとそこをはっきり聞かせていただきたいと思います。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 村田健康福祉部長。 ◎村田健康福祉部長 サービスの利用につきましては、必ず審査会の方にかけることにしております。新たに認定を受けられた方につきましても丁寧にサービス内容の説明を行い、利用者の選択が行えるようにしてまいりたいと考えております。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 12番、増富理津子議員。 ◆増富理津子議員 介護保険のもともとつくられた基本でもありますし、そして、予防介護というのが非常に大事なものであるということを認識されているからこそ、引き続きそういう認定審査をしっかりやっていくということと同時に、サービスを介護者に選んでいただくと今言われましたが、それをしっかりと実践していっていただきたい。7期のところでもそれを中心にやっていただきたいというふうに思います。 それと、もう1点、昨年の秋からですかね、リハビリの短期集中を行われているということをお聞きしましたが、その状況と、短期集中の方がいいというのをどういう基準でどこがどう決めるのかということも含めてちょっとお聞きしたいと。また、何人の方がそれを利用されているかもお聞きしたいと思います。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 村田健康福祉部長。 ◎村田健康福祉部長 再質問にお答えいたします。 本市としては、通所型サービスの短期集中型サービスとして、明日楽クラブとして、従来、介護予防事業として実施していた事業の一部を移行し、退院時や、自立度の低下が見られる方で、短期間に集中したリハビリ等を実施することにより回復が見込まれる方を市が選定し、実施をいたしております。現在のところ、定員が24人のうち、約半数の利用者があるところでございます。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 12番、増富理津子議員。 ◆増富理津子議員 市の方が認定して、この人は短期で集中してやった方がいいよということでやられるということなんですが、リハビリをやっていく中で、私も介護の中で、父親なんかがあったんですが、ちょっと進んだかなと思ったら、また後退というか、それを繰り返しながらリハビリを進めていったように思うんですが、短期集中で、これでいいというふうな判断も含めて、それは市がやられるんですか。そこをちょっとお聞かせください。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 村田健康福祉部長。 ◎村田健康福祉部長 短期集中型サービスにつきましては、基本的に3カ月間の事業となっておりますが、そこで十分に改善が見られない場合は、あと3カ月間の延長ができることとなっております。そのサービス終了後の利用者のあり方については、市の方で利用者と相談して決めていきたいと考えております。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 12番、増富理津子議員。 ◆増富理津子議員 短期集中型、3カ月、3カ月と様子を見ながら送っていって、終了したときにまだだったら、改めて相談してということだと思うんですが、短期集中型のリハビリのメニューと、プログラムとしてリハビリを入れていく、そういう事業というか、対応というのは非常に違うものなんですか。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 村田健康福祉部長。 ◎村田健康福祉部長 今おっしゃっていますのは、短期集中予防サービス事業の特徴ということでしょうか。短期集中予防サービス事業につきましては、生活機能の低下が見られた方を対象に、リハビリを集中的に行うことに特化したサービスとなっております。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 12番、増富理津子議員。 ◆増富理津子議員 すいません、私の聞き方が悪かったのかもしれないんですけども、介護通所リハビリサービス、これも機能が低下しないように、また、低下した人をリハビリで回復していくようにというふうにやられている事業だと思うんです。短期集中型という3カ月で切るというのは、なぜ3カ月で切る必要があるのかという疑問を私は持っています。だから、その3カ月の区切りというのは、その3カ月間、例えば、集中だから、物すごい期間を集中してそういうリハビリを特にやられているのかどうか。そういうことなんでしょうか。ちょっと聞かせてくださいということです。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 村田健康福祉部長。 ◎村田健康福祉部長 再質問にお答えいたします。 当初からのサービスの利用者の状況をお伺いする中で、3カ月で回復が見込める方を中心にこのサービスの利用を促しているところでございます。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 12番、増富理津子議員。 ◆増富理津子議員 この3カ月というのをもちろん市が認定するということを、先ほど決定するということを言われました。もちろん病院のお医者さんの指導とか、リハビリのそういう療法士さんの指導とかはあるとは思うんですが、リハビリというのを本当に何カ月という切り方ですごく本人たちに急がせて、そのことによって、特に高齢者の方が多いわけなのでね。これは介護保険でやられるんですから、ほとんどが高齢者でしょう。そういう中で、こういう3カ月で切ってやっていくのがいいのか、本当にその人の状況というのに即したものになっていなかったら大変だなという思いで質問させていただいています。今さっき24人のうち半数がそれに入っているということなので、通所リハビリサービスというのは本当になかなか利用しても回復するのがゆっくりだというのが多く今までもありました。そういう中で、短期ということが本当に必要なのかということも含めて答弁できたらお願いします。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 村田健康福祉部長。 ◎村田健康福祉部長 再質問にお答えいたします。 退院等により回復期にある人につきましては、サービスAや介護予防サービスによって継続をしていくことになっております。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 12番、増富理津子議員。 ◆増富理津子議員 利用者に負担にならないようなサービスをぜひ考えていってください。検討していってください。 時間のこともありますので、2番目の介護計画第7期について、関連してお伺いしたいと思います。 イの介護保険料の件なんです。介護保険料、高齢者にとって5,000円以上になったら負担だよと言われていましたが、6期で平均5,000円を超えています。そういう中で、7期はどういうふうな見込み、先ほどは7期の8月ぐらいにアンケート調査ですか、それを踏まえて、国の指針も踏まえてつくっていくんだというふうに言われていますが、今、介護保険の特別会計なども考えていく中で、方向性というのは市の方でも全く考えていないことはないと思うので、ちょっとそこの見通しを含めてお願いしたいと思います。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 村田健康福祉部長。 ◎村田健康福祉部長 再質問にお答えいたします。 先ほども申し上げましたように、次期計画及び介護保険料につきましては、現在、まだ国の指針が示されていないことから、具体的にお示しできる段階ではありません。ただ、今期の介護保険料につきましても、少しでも負担軽減が行えるように努力は行ったところでございます。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 12番、増富理津子議員。 ◆増富理津子議員 今やっている国会でも、介護保険が改定されるというようなことも含まれていますが、7期の保険計画について、先ほど1回目の質問でも言いました、一定、基本指針というのは2月27日の厚労省の社会保障審議会(介護保険部会)で示されていると思うんです。まだそれは基本指針ですから、具体的な部分では変わっていくこともあるかとも思うんですが、今回のこの国会で変わったのは、8月からすぐにそれを全面的にということではなく、2月に出された基本指針、それについて市の方ではどう考えているのか。それを受けて、第7期の介護保険計画をつくっていくということになると思うんです。私は何点か疑問のあるところやその評価の仕方等々に問題があるんじゃないかというふうに考えていますが、市の方は、7期に向けて、その基本指針に対してどういうふうに考えてらっしゃるのかということを含んで、介護保険料についても一定の見通しというのがその中で立ってくるのではないかと思いますが、それはどうなんでしょうか。もう一度お聞きします。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 村田健康福祉部長。 ◎村田健康福祉部長 再質問にお答えいたします。 先ほども申し上げましたように、アンケートの調査の結果を今分析しているところであること、また、国の考え方は一定示されているものの、次期保険料につながるものとしてまだ決定されていないことに加えまして、現在の本市の介護保険サービスの利用状況がまだ決算ベースで1年で全て出そろっていないところから、そういったことも加味しながら検討していく必要がありますので、現在のところ、まだお示しすることはできないと考えております。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 12番、増富理津子議員。 ◆増富理津子議員 2015年の決算の中で、介護保険料が上がったこともあったんですが、それと2割負担になったという、京田辺では利用者の3分の1、約600人の方が2割負担になっているというような影響もあって、15年度の要介護認定者1人当たりの保険給付額が、2015年度のときに決算で前年度より2万6,000円下がっているということもあって、基金積み立て5,000万円が計上されているというようなことの中で、1億8,000万円の黒字になっているというのが2015年の決算報告だったと思うんですよね。そういうことを踏まえて、じゃ、2016年まだ決算報告は出ていませんが、決算は議会ではもちろんされていませんが、今の時点で2016年度の見通しというのは立っているんじゃないですかね、決算の状況というのが。 それと同時に、2017年度、ことしは6期計画の最後ですから、何をどうするというのははっきりしているわけですよ。その中で、わからないということはないと思うんですよ。かなりこの1億8,000万円の15年の黒字やったのが、とんでもない、とんでもない、そんなものはもうとうに飛んでしまいますということなんですかね。それも含めまして、この間、6期でやられてきた中で、次の見通しとしてどうなのかというのをちょっと。方向として出せないことはないと私は思うんですが。何百円ふえる、減るとかいうことを聞いているんじゃなくて、見通しとしてどうですかということを聞かせていただいているので、その介護保険特別会計の今状況はご存じだと思いますので、それから見てどうなんでしょうか。あと1年後のことですよ。3月のことでもう決定しなあかんわけですから。そのことについて聞かせてください。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 村田健康福祉部長。 ◎村田健康福祉部長 再質問にお答えいたします。 介護保険特別会計の黒字が次期保険料に影響を持つことは確かでございますが、それだからといって、次期保険料が上がるとか下がるとかということについてのことをお示しする段階ではまだないと考えております。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 12番、増富理津子議員。 ◆増富理津子議員 私は、特別会計の積み立てというか、お金がどれだけあるのかということですね。その基金積み立て。前はそれを府から借りてて、それを返さないけないからということも含めて、前期のときに大変な中で上げざるを得ないということを踏まえてきているわけなんですよね。だから、それをしないようにということで引き上げて、でも、それが黒字として残っているならば、大きくそれは介護保険料を決めるときの私は一つの要因になると思います。それは普通の家計を考えても当然じゃないですか。そういう中で、黒字の介護保険料、これは、私は介護保険料を決めるときの、その引き下げ、引き上げはないという、そういうものに活用すべきだと考えますが、市の方はどうなんでしょうか。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 村田健康福祉部長。 ◎村田健康福祉部長 先ほども申し上げましたように、黒字については次期計画に反映をさせることになると考えております。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 12番、増富理津子議員。 ◆増富理津子議員 反映をさせていただくということでいいんですね。次期計画の中に黒字の状況はね。じゃ、反映していく中で、引き上げないでいけるように、ぜひその検討も急いでください。いつもぎりぎり。12月超えてとかね。みんなどうなんやろう、どうなんやろうというような中で、いつも3月、ぎりぎりに提案されるということですので、早い目にぜひお願いしたいと思います。 あと、時間がありませんので、すいません、一つだけ。地域包括システム、この問題で、前回のときも、6期の事業計画の中でもこれは大きく最初に示されている地域包括支援システム、包括ケアシステムですね、それが書かれています。今これはどの程度ほんまに進んできていて、先ほど言われた、確かに認知症対策なんかでは進んでいたり、居場所づくりに頑張ってきたよとか、いろいろ言われていますが、どの程度進んできたんだろうと。前のときに質問したときも、医療と介護、福祉、生活支援、介護予防や生きがいづくり、地域包括支援センター、これらが中心になりながら、病院を出ても、しっかり介護のところで引き受けられるよとか、地域で、じゃ、どこがどう見ていくんだ、地域の包括支援センターが中心になって見られるのか、そういう話をさせていただいたと思うんですよ、論議を。その中で、医療の分野ではなかなか難しいということが言われていましたが、そこの部分も含めて、この2年間の間でその分野は改善はされてきたんですか、進んできたんですか。聞かせてください。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 村田健康福祉部長。 ◎村田健康福祉部長 再質問にお答えいたします。 本市では、地域包括支援センターを市直営で3カ所設置していることから、このセンターを中心として関係機関が連携していくことがベースとなります。現在は、各地域の包括支援センターでの個別ケースを中心に、医師、介護事業所、民生児童委員、自治会など、関係者による地域ケアの個別会議を行っており、その中で顔が見える関係づくりを行っていきたいと考えております。 今後の課題といたしましては、議員がご指摘のとおり、医療の分野も含めて、市全体として高齢者の在宅での生活を支えていくためのネットワークづくりが課題であると考えております。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 12番、増富理津子議員。 ◆増富理津子議員 そういうことなんですけど、おくれていると言われている医療との関係ですね、医療機関とのそこは、2年間で改善されていっているんですか、進んでいっているんですか。そのことだけちょっと聞かせてください。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 村田健康福祉部長。 ◎村田健康福祉部長 再質問にお答えいたします。 今現在、昨年度から医師会の先生方にも働きかけ、協議を始めていただいており、着実に進めております。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 12番、増富理津子議員。 ◆増富理津子議員 協議は前から始められていると思うんですけど、それが踏み込んだものになっていっているのかというふうに、今、答弁を聞いて思いますが、やっぱり早急にそこを、やっぱり弱いと言われているところを特に進めていかないと、なかなか構築していかない、確立していかないと思いますので、お願いします。 あと、最後になります。福祉タクシーの利用事業についてです。ガソリン代については改善もしていただいて、利用される人からも利用しやすくなったということでの声をいただいています。今度、きょう質問させていただいたのはタクシー料金についてなんです。これ、昭和61年実施ということもありまして、それと、高齢者の置かれている環境が非常に変わってきている、だんだん大変になってきているという中でタクシー料も上がったということもありますし、大体通院に使われていることが多いんですが、通院でいくと、1カ月1,000円、1年で1万2,000円というのが非常に足らない状況になるという声が、1人の人とか2人の人とか、障害者の方たちの団体だけというのではなくて、多方面の障害者の方から聞かれる声なんですよね。そういうことも踏まえて、他の自治体のもちょっと見ますと、うちでいうと1万2,000円、1回が100円券でやっていただいているので非常に使いやすいという利点はあると思うんですが、大体その倍額、1万8,000円から2万4,000円ぐらいまでの間のところに引き上がってきている自治体がこの間の改善の中では少しふえてきているという実態があります。 それと同時に、京田辺でこの間も言われたんですが、バスをいつも社協のやまびこさんを使って、それはでも予約しとかなきゃいけないので、病気になった場合は、予約は、前もって私はこの日は病気ですなんてできないわけですから、タクシー券を使わなければいけないというような中で、対応できる額ではなくなってきていると。1回で往復したら、車椅子を使う方だったら、移送する、それをやってもらうのも含めて、5,000円近く往復すると要ると。1カ月で2回でそれが終わってしまうと、そういう状況も生まれています。 それと、バスを乗って、じゃ、病院じゃなくて、買い物へ行こうと思っても、本当に車椅子対応のバリアフリーになっているのか。例えば視覚障害者の方だったら、本当に安心してそのバス停まで行けるバリアフリー化がされているのか、また、バスの業者やタクシー業者との関係もどうなのかというようないろんな課題が見えてくるんです。だからこそ、こういう他市町村に先駆けて、ガソリンの補助も昭和61年から実施していっているという、この京田辺の先駆性もしっかり見て、今の金額の改善というのを、実際の生活というか、物価を含めて、経済に合ったものにやっぱりしていくべきだというふうに考えるんですが、市の方はどうでしょうか。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 村田健康福祉部長。 ◎村田健康福祉部長 再質問にお答えいたします。 タクシー利用助成事業の水準につきまして、本市よりも高いところも当然あると思うんですが、近隣市を比較したところ、ほぼ本市と同じ水準でありますので、昨年度、ガソリン代の助成について要件を緩和したこともありますので、引き続き現行のまま運用したいと考えております。         (挙手する者あり)
    奥西伊佐男議長 12番、増富理津子議員。 ◆増富理津子議員 最後、要望しておきたいんですが、これはガソリン券の場合は、緩和というよりか、使う方の活用の仕方、これの改善だったと思うんですよ。タクシーの場合は、そういう改善で少しでも利用者の負担が減になるようにというのと違って、こちらの方から使い方の改善ということができないことでもありますので、だからこそ、この増額ということも含んで検討していただきたいというふうに要望して終わります。 ○奥西伊佐男議長 これで増富理津子議員の質問を終わります。 通告順位8番、西畑利彦議員。 ◆西畑利彦議員 3番、日本共産党京田辺市議会議員団の西畑利彦です。 通告に従いまして、大きく4点の質問をいたしますので、よろしくお願いいたします。 まず、景観・環境保全についてお伺いいたします。 本市の玄関口でもあります国道307号大阪府界から旧307号までの道路環境と景観をどのように感じられているのか。 ちょっと写真の方をお願いいたします。これは枚方側から京田辺側をのぞいたところであります。この前の3月段階で整備はされた状況であります。 次、お願いします。それを近づけてみると、京都府京田辺市という看板の中でこういった歩道もとめられ、そして、道路の線形そのものも細くなっている、こういった実態です。 次、お願いします。それから、これは京田辺側から先ほどの交差点をのぞいたところです。路肩もなく、そういった側溝のところにコーンバーでつけられているような実態であります。 次、お願いします。これがちょうど椿本チエインのちょっと下部に当たりますけれども、こういった状況で、ごみの集積場所がすぐ見えるような状況に今なっています。 もう一つ。これは椿本チエインのところからのぞいたところです。先ほどのごみの集積場所のところであります。 このように、今現在は、玄関口でもありますところでこういった状況になっています。この写真の中にはなかったんですが、ちょうどこれを下がったところに新たに産業廃棄物処理場が建設されているようであります。ちょうど私が見に行ったときには、そういった工事をやっているような状況もありました。このような景観や道路の安全対策について、本市が今までどのように感じられてきたのか、これまで京都府に対してや関係機関に対してどのような改善要望をされてきたのか、具体的に教えていただきたいと思います。 二つ目には、一休ケ丘の住宅地に隣接する砂利採集や産業廃棄物の再生処理プラント、これから発生する粉じん、振動、騒音についてであります。この件については、昨年の6月議会でもその実態や住民の声などを紹介し、住環境の改善を求めてきました。これまでどのような指導と対策を講じてきたのか教えていただきたい。また、今後の対応方針などもあれば、あわせて説明していただきたい、このように考えています。 次に、最近、トンネル工事や河川改修工事などで、大阪や京都市内からも多くの建設残土が本市を通過しているのが実態であります。この市役所からもそういった状況が見られます。こうした大口残土に押された形で、最近では、土木工事でいえば、小規模的なので発生するような残土が他の自治体からも安易に運搬されて、仮置きするという行為が見受けられます。しかも、通常、ダンプが通ると想定されていない細い道路に過積載で運搬をされ、土地があいていれば整地をし、そこに積み上げていくという安易な発想で行われています。崩落など、危険な実態があります。運搬によって道路は変形し、舗装された路面や側溝などが破壊をされている実態もあらわれています。本市の職員の努力と対応によって指導はされてはきているものの、まだその修復ができていないのが実態です。これからもこうした行為というのは、縮小するどころか、さらに拡大されるものと考えられます。 そこで、本市の条例、京田辺市土採集事業規制に関する条例や京田辺市生活環境基本条例など、埋め立てなどにも絡んだこうした仮置き行為についても規制する事項を追加し、指導すべきと考えます。また、罰則規定も明確にし、啓発すべきと考えますが、本市の考えをお聞かせください。 二つ目に、少子・高齢化社会に対応したまちづくりについてであります。本市人口ビジョンの総合戦略では、2025年を人口ピークとし、高齢者の人口に占める割合は、現在の24%から2040年までには30%を超えるというふうに推定されています。こうした実態からも、子育ての施策とあわせて、高齢者への施策が待ったなしで求められています。本市はこれまでにも独自のソフト施策を展開されていますけれども、健康であるためには、安全で外出しやすい環境づくりも欠かせないものだと考えます。 私は、これまでにも、健康寿命を引き上げるには、まず歩ける環境を確保することが大切であり、そのことを考慮したまちづくりの必要性を求めてきました。特に、山手幹線が開通すれば、既存の府道八幡木津線などを始め、市内の道路事業のあり方、構造を抜本的に見直すべきと考えます。本市の具体的計画をお聞かせください。特に、生活道路である旧307号の安全対策は、田辺地区のまちづくりを行う上で重要な動線と考えます。 また写真をお願いいたします。これは一休ケ丘の交差点のところであります。見てもらったらわかりますように、朝の通学路の途中でダンプが、既に7時段階で、しかも過積載で積まれている状況であります。 次、お願いします。子どもたちがそのところを一緒に通学しているという風景であります。こうした状況の中で、早期に歩道の分離構造への改良や大型車両の通行規制、それから公共交通の利便性の向上への課題は急務であって、住民の共通した要望となっています。本市のお考えをお聞かせください。 薪幼稚園や薪小学校前を通過する道路(手原川から旧307号)についてでありますけれども、これまでも歩道の段差の解消と歩道の幅員を拡張し、ゾーン30を指定できる道路構造にすべきと求めてきました。 写真をお願いいたします。これは、一休ケ丘から薪の小学校の方を望む、とんち坂と言われるところであります。ここの歩道の状況はこういった状況になっています。 次、お願いします。この傾斜度をはかりますと、拡大したらわかりますけど、17.8%というふうに数字が表示をされています。この17.8%の勾配に対して歩くのは非常に困難であります。こういった状況が今あらわれています。特に、お年寄りやベビーカーなどは、利用できずに車道を通行しなければならないという状況になっています。また、小学校側の斜面である道路は、路肩のとれない2車線です。特に幼稚園前の急カーブについては非常に危険な地域になっています。車線を1車線とすることで、ゾーン30に指定できるよう再度求めます。本市のお考えをお聞かせください。 三つ目に、自然環境保全についてであります。地球上の生き物は、生命が誕生して以来、進化を続け、現在では3,000万種の生き物が地球をつくり上げています。当然、私たち人間も生態系の一員であり、ともに生きています。しかし、人間が世界各地で生態系を破壊し、生き物たちを危機的な状況に陥らせていることから、2010年10月に、名古屋市で生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)が開催をされ、命の共生を未来につないでいくための行動目標が決められました。 その後、2011年に東北の地震が起き、自然の恵みと脅威を改めて認識させられ、生物多様性国家戦略2012-2020による行動計画が定められています。この計画では、各自治体での地域戦略の策定などの目標も示されています。本市においても、環境省が求める生物多様性の四つの危機というふうに言われる中、一つは、開発など人間活動による危機、二つ目には、自然に対する働きかけの縮小による危機、三つ目には、人間により持ち込まれたものによる危機、四つ目には、地球環境の変化による危機、この4点が課題として整理され、本市としてもこの行動計画を作成すべきと考えます。また、これまでの取り組み状況についてもお聞かせください。本市におけるこうした希少野生生物の実態把握や保全に向けた計画と市民、団体などが取り組む場合の連携や支援などのあり方についての考えをお聞かせください。 最後、既存のアスベスト対策、4点目であります。本市議会では、平成17年9月にアスベストの健康被害の対策を求める意見書を採択、そして、平成27年12月に建設従事者のアスベスト被害者の早期救済・解決を求める意見書をそれぞれ採択し、建設業従事者におけるアスベスト被害者と遺族が生活できる救済の実施とアスベスト被害の拡大を根絶する対策を直ちにとり、アスベスト問題の早期解決を図るよう要請してきました。今も被害者の皆さんや家族は悲痛な思いで早期救済を求め、裁判が続けられています。 また、こうした健康被害を引き起こしたアスベスト製品が、取り壊し時の対策は義務づけられているものの、取り壊しの計画のないものは、今も施設の一部として残されています。その中には、設置後30年を超えるものも存在しています。経年変化による老朽化が進み、飛散されている実態も報告されています。そこで、本市が管理する施設において、現在もアスベスト製品として使用されている施設での飛散防止対策の現状と今後の対応についてお聞かせください。 これで1回目の質問を終わります。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 里西建設部長。 ◎里西建設部長 日本共産党京田辺市議会議員団の西畑利彦議員の一般質問のうち建設部に関係いたします事項についてお答えいたします。 番号1の景観・環境保全についての1点目の本市玄関口でもある国道307号大阪府界から旧307号までの道路環境と景観をどのように感じているのか。そして、その景観や安全対策について、京都府など関係機関にどのような改善要望をしているのかについて問うという、この件につきましてお答えいたします。 国道307号は、本市の東西の主要軸として重要な道路であることから、京都府において、府境から京奈和自動車道田辺西インターチェンジ出入り口付近までの間の線形改良や歩道整備の道路改良に鋭意取り組んでいただいているところです。 次に、番号2の少子・高齢化社会に対応したまちづくりについての1点目の、子どもやお年寄りが安全で外出しやすい環境とするためのまちづくりが必要と考えるが、本市の具体的計画と考えを問うと、2点目の、特に、生活道路である旧307号の安全対策は、田辺地区のまちづくりを行う上で重要な動線である。早期に歩車分離構造への改良と大型車両の通行規制、公共交通の利便性を図るべきである。本市の考えを問う、この2点についてあわせてお答えいたしたいと思います。 本市では、高齢者や障害者を始め、全ての人が安心して快適に暮らせる環境づくりを進めていくとともに、駅や公共施設を含む生活関連経路のバリアフリー化などを実施しているところです。特に、旧307号においては、JR信楽街道踏切の拡幅と歩道整備を完了するなど、通学路の安全対策を図っており、鉄道、バス等の公共交通につきましても、利便性の向上に向けた取り組みを進めているところです。 なお、大型車両の通行規制を行うには、旧307号の交通の流れや地元要望を勘案した上で、地元区、自治会や沿線商業施設との合意形成が必要となります。 次に、3点目の、薪幼稚園や薪小学校を通過する道路は、歩道の段差解消と歩道幅員を拡張し、ゾーン30を指定できる道路構造にすべきと考えるが、市の考えを問うについてでございます。 ゾーン30は、幹線道路などに囲まれている生活道路が集まった市街地の区域において、速度規制のほか、安全対策を必要に応じ組み合わせ、ゾーン内を抜け道として通行する行為の抑制などを図る生活道路対策として実施するものです。市道長尾谷大欠線につきましては、現在既に最高速度30キロの速度規制や大型貨物自動車等の通行禁止規制が実施されており、走行速度の抑制、通過交通抑制の対策が講じられております。 次に、番号4の既存のアスベスト対策について。本市が管理している施設において、現在もアスベスト製品として存置されている施設での飛散防止対策の現状と今後の対応について問うについてですが、本市が管理する施設におきましては、田辺中央公民館1棟にのみ飛散のおそれがあるアスベスト含有材が存置されておりますが、平成18年度に飛散防止対策として封じ込め工事を実施し、安全性を確保しております。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 吉岡経済環境部長。 ◎吉岡経済環境部長 ご質問のうち経済環境部に関連いたします事項について順次お答えいたします。 まず、大きな番号の1番、景観・環境保全についての中の(2)一休ケ丘住宅に隣接する砂利採集や再生処理プラントから発生する粉じん、振動、騒音について、これまでどのような指導と対策を講じてきたのか。また、今後の対応などを問うでございますが、一休ケ丘住宅の近くにある事業者からの粉じんや振動などの対策につきましては、これまでも再三再四、周辺住宅に配慮した事業活動を行うよう、事業者に要請及び指導を行っているところでございます。 さらに、京都府などによる現地確認や立入検査が実施されるたびに、あわせて改善対策の要請を行っております。今後におきましても、京都府山城北土木事務所や京都府山城北保健所などとも連携しながら、要請及び指導を行ってまいりたいと考えております。 次に、同じ番号1番の(3)土木工事で発生する残土などが安易に運搬され、仮置きするという行為が見受けられるが、本市の条例(京田辺市土採集事業規制に関する条例、京田辺市生活環境基本条例)に、仮置き行為についても規制する事項を追記改正し、指導すべきである。本市の考えを問うでございますが、土砂の仮置き行為につきましては、本来、時間が経過すれば、その場から持ち出されるものであり、事業活動で行われる一時的なものであります。しかし、運搬された土砂がそのまま放置されるなど、仮置きではないと見受けられる場合には、京田辺市土砂等による埋立等事業規制に関する条例に基づく指導を行っております。したがいまして、仮置き行為については規制の対象と考えておりません。 次に、大きな番号の3番、自然環境保全についての(1)生物多様性国家戦略2012-2020では、各自治体での地域戦略の策定等の目標が示されている。本市においても、環境省が求める生物多様性四つの危機、開発等人間活動による危機、自然に対する働きかけの縮小による危機、持ち込まれたものによる危機、地球環境の変化による危機等、現状と課題を整理し、本市の行動計画を策定すべきと考える。また、これまでの取り組み状況について問う。そして、(2)本市での希少野生生物の実態把握や保全に向けた計画と市民、団体への支援の考えを問うでございますが、ご質問の(1)と(2)につきましては関連しておりますので、一括してお答えいたします。 本市では、平成26年度に第2次京田辺市環境基本計画を策定し、多様な生物が暮らす豊かな自然を守り育てることを基本目標とし、多様な生物の生息や生育環境の保全を実施施策として掲げております。そして、生物の保全などに向けた取り組みを進めているところでございます。 また、里山における希少生物を始め、生物の保全などに向けた取り組みを行っているきょうたなべ環境市民パートナーシップなどの団体による活動に対しまして協力や支援をしているところでございます。 以上でございます。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 3番、西畑利彦議員。 ◆西畑利彦議員 そしたら、まず最初に、景観の問題についてお聞きしたいと思います。 私が聞きたかったのは、京田辺市として、あの風景が本当に景観上いいのかどうなのかということで、やっぱりもうちょっときれいにしなきゃならんの違うかとか、もうちょっと道路の線形をきちっとしなきゃならんの違うかというふうなことをどのように考えられているのかなというふうに思っていたんですけども、京都府に対して道路線形を直しているんだというふうなことは今言われましたけど、あの道路線形そのものも、航空写真を見てもらったら、ちょうど今枚方市が行っていた交差点から延長を真っすぐしてきていますけど、それをきちっと線引きすれば、高低差もなく、今の工場地帯のところの造成地も通過することなく、きちっとした直線の道がつくれるような道路環境に実はなると思うんですよ。今回のそういった中身というのがあまりにも計画的に全体計画としてどのようにされてきたのかというのがちょっとなぜかなというふうに思いましたので、これも上げさせていただきました。 ただ、いろんな方からやっぱりあそこまで大阪府として、枚方のところできれいになると、皆さんが、来る人来る人は、一体京田辺ってどうなんというのは皆さん言うんですけど、そういった点は市として何かお聞きしているようなことはないんですか。そういった計画案も含めるとか、今後の将来のことも含めて、計画も何もないというのが本来の考え方なんですか。ちょっとお聞きします。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 里西建設部長。 ◎里西建設部長 再質問にお答えいたします。 国道307号につきましては、京都府の方で計画を持っておられて、そのとおり今現在進めていただいております。特に、今は線形が急カーブになっておりますところにおいて工事を行っていただいておりまして、まず、今できているところが今年度中に完成するというふうにお聞きしております。当然そういった計画のもとで、順次、京都府さんの方で今後も進めていただけるというふうに認識しております。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 3番、西畑利彦議員。 ◆西畑利彦議員 先ほど言いましたように、一度、航空写真を見てもらって、線形を1回ちょっと確認してもらった方がいいと思いますので、それだけちょっとお願いいたします。 それから、私は先ほど途中でお話ししましたけど、今現在、建設残土の処理場をつくっているというふうに思っているんですけど、この中身というのはどんな中身の概要的なものか、ちょっとあれば教えていただきたいんですが。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 里西建設部長。 ◎里西建設部長 現在、許可が出て、計画をお聞きしているのは、コンクリートの再生工場ということでお聞きしております。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 3番、西畑利彦議員。 ◆西畑利彦議員 小刻みのあれじゃなくて、概要的に中身をちょっと。コンクリートとかの殻を再生処理するとか、木材関係も入るんじゃないんですか。それからいろんな処理をして、また再生として売り出すとか、それから、それに対してダンプが1日当たり何台入るのかとか、処理能力がどれぐらいとかいう何か概要は持って、そちらの方も府がやっていることですから、チェックをしているはずなので、ちょっと教えてください。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 里西建設部長。 ◎里西建設部長 今、手持ちに細かい計画書等はお持ちしていませんが、当然、京都府さんの方でチェック等をいただいている中で許可をされているものと認識しており、細かい、1日何トン処理するとかいうふうな資料は今手元には持っておりません。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 3番、西畑利彦議員。 ◆西畑利彦議員 聞くところによりますと、その処理能力の全体アッパーとして、最大値からいくと、ダンプの出入りが100台近く1日当たり入るとかいうふうなこともちょっと聞いたりしているんですよ。そういうふうになれば、当然あそこのところというのは直線道路のところで、かつ狭い道路で、そこでの非常に危険性というのが多分に出てくるし、承知のように、椿本チエインのあの入り口の付近の方が一番てっぺんに、頂点になるんですよ、あそこがね。そしたら、今でもああいった処理をするときに、風向きによって物すごいほこりが全部流れてくるような状況になっているということがまず1点。 それから、今回やっているのは、あそこに製品、コンクリートブロックの暗渠を、たくさんトラックが来ていましたわ。あそこへ暗渠を並べていくということは、あそこは手原川のちょうど沢の頂点になると思うんですけど、そこのところに敷き詰めていって、平場をつくっていっているというふうになれば、あそこでコンクリートの処理をしたあくとかそういうものが水として流されたら、あの下流で農作物をしている水なんかに影響するというふうなことも含めてあるんですよね。そういうようなことが京都府だけの一存で考えられるものでは僕はないというふうに思っているんです。市の方にもそういったものではちゃんと流れてきていると思うんです。お互いがチェックをして、市として、これはこんなところにやられたら景観上はよくないという判断をその時点でしているかどうかというのをお聞きしたいんですけど、そこはどうなんですか。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 里西建設部長。 ◎里西建設部長 当然、京都府さんと市と連携しながら、その辺のことは注意していく必要があるというふうには感じております。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 3番、西畑利彦議員。 ◆西畑利彦議員 注意をするということは、この今の事業そのものについて、再度もう1回チェックをし直すということなんですか。あれができ上がると、それこそ歩道も何もできない、あの拡幅そのものもできないんですよね、実際の話。景観上も含めて、将来に禍根を残すような中身になるというふうに思うので、ぜひともそこは京都府の方と調整をしていただきたいというふうに思います。 それから次に、2番目のところのやつですけれども、昨年の6月に、私、採石場の話をさせていただいたと思うんですね。あの結果、1年たっているんですけど、今の回答があったのは、また指導はしてきたよという話なんです。ところが、3月14日に京都府との話をしたときには、そこの土木次長は全くそのことすらも知らないような状況もあったり、全体として、振興局の中でもそういったものが共通にされていないというふうな中身になっていたので、共有されていないことがわかりましたので、早急にチェックに入ってほしいというお願いを実はしたんですけど、1年たっても、私のところにも、返事をすると言いながら、何も返事はなかったんです。今聞いたら、京都府の方も行ったんだというふうなことを言われましたけど、いつといつといつ行かれたのか、ちょっと教えてください。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 吉岡経済環境部長。 ◎吉岡経済環境部長 再質問にお答えします。 京都府が行かれた日ということで今質問ありましたが、今、手元に誰がいつという資料はございません。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 3番、西畑利彦議員。 ◆西畑利彦議員 そしたら、ちょっとお聞きしますけど、写真をお願いします。これは、前回のときにお話をさせていただいて、一つは、赤いところのやつがセメント工場、それから、ブルーのエリアのところが、砕石を取ったり、クラッシャーをつくったり、砕石プラント場になっている。それから、黄色のところが資材置き場ということになっていて、前回、22年6月に申請がされて、許可がおりていますよという話で、またその許可がおりたけども、完成届が出されていないんですよという話はしたと思うんですね。そのときには、そういった実態について資料がないのでわからないというふうに言いましたけど、それ以降、あの資材置き場はどのようになったのか、1年間をかけてどのようになっているのか、ちょっと教えてくれませんか。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 里西建設部長。 ◎里西建設部長 前回指摘いただきまして、京都府とその辺の許可状況について調査を行っておりまして、その辺の完成検査が終わったかということについても、今現在、京都府と市の方とで連携しながら調査しているというような状況でございます。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 3番、西畑利彦議員。 ◆西畑利彦議員 調査をしているというのはいいんですけど、去年の話で、22年6月の許可に対して、120日間で完了をしますという申請が出されていて、それが6年たった今でもされていませんというのが去年の話でした。それから1年たったけども、まだ調査をしているというふうなことであると、先ほどから言われている、指導もしてきたとか、そんな話が一体どのようになっているのかというのが、ちょっと住民から見たら、本当に真剣になってやってくれているのかというふうに感じるのは当たり前やというふうに思うんですけど、その点についてはどうなんですか。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 里西建設部長。 ◎里西建設部長 現場におきましては、広範囲でございまして、なかなかどこまでの範囲が許可されたかという状況が実際わかりにくい状況もございますので、その辺がその当時の許可と現地が合致しているのかというのを、今、その辺を調査しているというふうに聞いております。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 3番、西畑利彦議員。 ◆西畑利彦議員 図面は京都府が持っていました。だから、その図面どおりにチェックしてもらったら済むことで、早急にお願いいたします。その内容はまた教えてください。 次に、写真をお願いします。これは、先ほど吉岡部長が仮置きについてのそういった声はないというふうなことでありました。これが仮置きされている実態です。コンクリートブロックを3段積み上げて、そこに土砂を積み上げてしまったと、このような実態があります。これでいて、何もできないのかと、これ、崩れたらどうなるんですかというふうなことも含めて、非常に危険なものだというふうに思います。 ただ、これは市の方が、職員さんは、一生懸命来て、対応してくれていました。そのことについては評価します。ただ、見てもらったらわかるように、これだけの土砂を運んでいるものですから、ここに行き着くところの道路というのは悲惨なものになっています。そういったものは、これは罰則規定で道路の復旧というのはどのように考えられますか。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 吉岡経済環境部長。 ◎吉岡経済環境部長 再質問にお答えいたします。 まず、今、写真を見せていただきました。この現場につきましては、我々も現地へ行き、確認をしております。昨年から事業者が土地所有者に契約等を行って、いわゆる残土の一時仮置きということで、事業者から、そして土地所有者から説明を我々は聞きました。そういうことで、この申し出どおり行為が行われているかどうかをずっと監視しました。先ほど言ってくれはったように、うちの市職員、そしてパトロール員、全てが精力的に現地を確認、監視をし続けていました。 そして、ことし2月、確認したところ、仮置きということがちょっと継続が難しいというような、仮置きの計画性が確認できなかったと、そういうことから、当初言われていた一時的な仮置きとは違うんではないかということになり、我々市といたしましては、事業をやっている、行為している人、そして土地所有者に対して条例に基づく指導を開始したところです。 現在、我々の指導を受けて、土地所有者による緊急的な搬出を行われております。我々といたしましては、その現場の状態を注視し、そして、今言われました市民の安心・安全のために、安定的な勾配になり、土砂が崩れないように指導するのとあわせまして、周辺の道路を破損したり、汚したりすることのないよう、注視をしながら指導を行っているところでございます。今後におきましても、現場の対応状況に応じて、条例に基づく指導を強化する必要があるというふうに考えております。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 3番、西畑利彦議員。 ◆西畑利彦議員 道路復旧に関する負担というのは、それは求めるのですかというふうに僕はお聞きしたと思うんですけど、その辺はどうなんですか。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 里西建設部長。 ◎里西建設部長 再質問にお答えします。 現場において、搬入する前の状態がどのような状態であったかというのをまず確認することが必要なのかなというふうに考えておりまして、当然、特定のものが原因によって傷んでいる場合については、その方に対して指導は行うべきというふうに考えております。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 3番、西畑利彦議員。 ◆西畑利彦議員 当然、パトロールされていますし、先ほど言ったように、職員が、運ばれている途中から参加というか、見ていますから、だから、先ほどの写真のように、上に盛り上がる手前からずっと監視はされていましたから、道路状況は常に把握されていたと思いますので、明確にそこはきちっとなると思います。だから、原因者負担という形での整理をしてもらわないと、側溝とか、そういったものが市の税金を使っての負担になるというふうなことになれば、それはやっぱり市民は納得できないのではないかというふうに思います。だから、その点についてはきちっとした対応をしていただきたいというふうに考えます。 条例でそういった仮置きのところというのはありましたけど、そういったところについては、今回、部長がおっしゃったように、仮置きではないという判断をしたという発言というか、中身がありましたから、早急にそういった状況をつかんで、すぐに対応できるような体制を今後もとっていただくということとあわせて、やっぱり僕はこれからこんな事例が発生すると思うので、啓発行為をやっぱりきちっとしていかなきゃならんというふうに思います。いっぱいこの周りでも道路がみんな傷んでいるというけど、大阪からの道路、それから京都からもずっと運ばれているやつも含めて、ダンプ街道に今なってきていて、これから新名神の八幡のトンネルなんかを抜くと、ずりを運ぶ奴が絶対またこっちへ来るというふうに思いますし、そういった面では、きちっとした体制をとっていかないと、至るところにそれに押された形で運ばれるおそれがあるというふうに思いますので、ぜひともきちっとした体制をとっていただきたいというふうに思います。 ちょっと時間がないので、次に移らせていただきます。 2番のところで、山手幹線のところで、先ほど午前中でも交通量の問題等が言われました。そこのところについて、本来であれば、山手幹線が開通してからどうするのか考えていく、大型車両の規制について考えていくというふうな話もされたかというふうに思います。そういった点では、当初に、こういった事業化を進めるときには計画交通量というのを当然定めているわけで、その時点からいくと、この間どれだけの交通量がまだ変化をしているかというのもつかんでいるはずなので、そういった点については、当初の計画交通量と、それから最近の交通量がどのようになっているのかだけ、それから、できたら大型混入率がどのようになっているのかというのをまず教えていただきたいと思います。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 里西建設部長。 ◎里西建設部長 今の質問については、旧307ということでの話としてお答えさせていただきたいと思います。 計画交通量等については、今現在、数字等は持ち合わせておりません。ですから、山手幹線開通後の状況等についても、比較するような資料は持っておりません。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 3番、西畑利彦議員。 西畑議員、ちょっとお尋ねしますが、ただいまの質問は、通告書の具体的に……。 ◆西畑利彦議員 2番のところのまちづくりでちょっと聞きます。 ○奥西伊佐男議長 2番のまちづくりですか。 ◆西畑利彦議員 はい。 ○奥西伊佐男議長 (1)ですね。 ◆西畑利彦議員 はい。 ○奥西伊佐男議長 わかりました。続けてください。 ◆西畑利彦議員 そこのところで、午前中の話を聞いた限りでは、交通量そのものがそうなって、変わっていかないとわからないという話でしたけど、そのためには事前のやつの準備というのがあって、それより何年か前のデータも含めてとっておいて、それに対してどうなったのかというのが比較対象で、これがPDCAのサイクル的に今後やっていかなければならない事業化のシステムになっているというふうに思うので、この点についてもきちっとしたチェックをしていただきたいなというふうに思います。 あわせて、このまちづくりの点で、私、過去の同志社大学の誘致の問題で、中のデータなんかをちょっと見させてもらいますと、同志社大学を誘致するときに、三山木駅を中心として、南部そのもの全体をまちづくりとして見直していこうという大きな計画を持って準備をされていったというふうな中身にどうもなっているかというふうに思いましたし、聞きました。 そのときに言われていた中身というのが、ただ単に箱物をつくるという、そこだけの問題ではなくて、同志社大学をつくるということだけではなくて、近隣の歴史や文化、そして、そこの住民や本市を訪れる方々、こういった方々の中身も取り入れて、これら全てを資源として市民の共通認識としていくことが必要なんだということが強調されていたというふうに私はお聞きしました。そこのところはそのとおりだなというふうに思います。そういった姿勢で、今後もこの田辺地区においても、まちづくりという点での歩いて暮らせるまちづくり、こういったところも含めて、歴史とそういったものを結合させる、こういったまちづくりをやっぱりきちっとしてはどうかというふうに思いますけど、その点についてはどうでしょうか。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 里西建設部長。 ◎里西建設部長 再質問にお答えいたします。 田辺地区に限らず、本市全域においてバリアフリー新法に基づくまちづくりを順次進めております。できるだけ安全で通行できるような道路づくりを進めているところです。今、議員おっしゃいましたのは、歴史と、例えば中央でしたら、一休寺等がございますが、そこら辺の行く道路についても、カラー塗装などを進めながら整備をしているところでございます。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 3番、西畑利彦議員。 ◆西畑利彦議員 あわせて高齢化社会ということで、本市でも、先ほど言いましたように、2025年が一つの住民というか、人口のピークになると。それから、高齢者が40年に向かって率的に高まっていくというふうなことで示されていますし、やっぱりこの待ったなしの状況で、それまでの間に高齢化社会に向けてやり上げていかなければならない事業というのはあるというふうに思うんですね。そういった点では、子育ての問題とあわせて、お年寄りの方々がきちっと安全で歩けるような環境づくりをするというふうなことをやっぱり第一の主眼においてまちづくりをするというのを柱として考えていかなければならないのではないかというふうに思っていますし、先ほど2番の項目のところの(2)、(3)のところでも言いましたように、とりわけ一休ケ丘のところについての子どもたちが通る通学路、これについては、本当に傾斜がきつくて歩ける状況じゃないし、そういった歩道がベビーカーなんかが通れるような環境ではないというふうなことになっていますし、お年寄りの方も全員が道路で歩いているというふうなことになりますので、そういった点では、ぜひとも早急に対策を講じていただくということをお願いしたいなというふうに考えていますけど、その点について、再度本市の考え方をちょっとお聞かせ願いたいなと思います。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 里西建設部長。 ◎里西建設部長 再質問にお答えいたします。 本市の道路において、全てが歩道を設置できているような状況では当然ございません。歩道のないところについて、午前中もありましたが、そういった道路について、安全に通行していただけますように。地元から、まだカラー塗装をここにしてくださいというような要望がございます。まずはそういった歩道のない道路についての安全に歩いていただける空間を確保するためのカラー塗装等を順次完成していきたいというふうに考えております。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 3番、西畑利彦議員。 ◆西畑利彦議員 小手先の話ではなくて、やっぱり思い切った施策で、例えば拡張できないのであれば、思い切って車線も減らして、極端な話で言えば、一方通行も含めて、車道についてはそういうふうにするとかいうことも含めて考えていく必要があるんではないかというふうにも思います。だから、やっぱり時代に合うような、生活するためのそういった施策を中心的に考えていただきたいということで、ぜひともそういったことも含めての調査もお願いしたいなというふうに思います。 時間の関係で次に参ります。3番目のところの自然環境のところであります。 この点についてでありますけれども、市民憲章では、「自然環境をまもり、美しいまちづくりを進める」というふうになっていますし、「快適な田園都市をめざします」というふうになっています。したがって、本市としても一定の自然が守られてきているなというふうには、私個人的にはそれは感じています。ただ、そういった点で、それに見合うような専門スタッフ、ここのところが配置をされて、それが中心となって、今、先ほど部長からの答弁がありましたけれども、パートナーシップの方々への指導とか、そういったことが、そういった技術面も含めてされているのかなというふうに、その点はどうなのかなというふうに思いましたので、ちょっとお聞きします。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 吉岡経済環境部長。 ◎吉岡経済環境部長 再質問にお答えいたします。 いわゆる市民団体の環境の取り組みへの支援をしている専門スタッフというところでございますけども、いわゆる環境の本当の意味でいう専門の職員というのは、本市ではおりません。ただし、今現在、環境課において、担当職員は、環境に関する担当を担い、そして、市民団体であります環境パートナーシップにさまざまな指導、助言、そして、一緒にやっていくということで、現地現場も出向きながら、しっかりと取り組んでいるところでございます。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 3番、西畑利彦議員。 ◆西畑利彦議員 先ほど言いましたように、今一番の危機というのが、いろんなものを持ち込まれたりして、破壊をされているとか、四つの点を言わせていただいたと思うんです。そういった点で、そこのところのきちっとした監視というか、そういったものをどのように物事を見ていくのかというのは、やっぱり本市としてもつくっていく必要があるだろうし、希少動物なり希少生物を絶滅危惧種というふうに言われている部分、こういったものもきちっとした保全をしていくという観点は貫かなあかんと思うんですよね。その点においては、本市としてどのような保全に対する施策を持っておられるのか、ちょっとお聞きしたいというふうに思います。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 吉岡経済環境部長。 ◎吉岡経済環境部長 再質問にお答えいたします。 先ほど答弁申し上げたところなんですが、現在、本市では、第2次京田辺市環境基本計画、これをもとにさまざまな取り組みを進めているというところでございます。その中で、環境施策ということで、基本目標、自然環境、「多様な生き物が暮らす豊かな自然を守り引き継ぎ、人と自然が共生するまち」という基本目標を掲げ、そして、その中の基本施策といたしましては、二つ目に生物多様性の保全というふうに掲げております。そして、個別の施策といたしましては、里山の保全、水辺環境の保全、そして、多様な動植物の生息・生育環境の保全と、そのように掲げて、市民、事業者、そして市一体的になって取り組むというふうな形で掲げているところでございます。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 3番、西畑利彦議員。 ◆西畑利彦議員 生物多様性の地域戦略策定の手引きというのが示されていると思うんですね。この地域戦略策定の手引きというものを見ると、2020年までに都道府県を始め、地方自治体がそれぞれの地域の特性に応じて地域戦略を策定していく、このようなことで言われています。当面、2020年までに、平成32年になりますけれども、これまでには最低でも都道府県が地域戦略を策定するというのが義務づけられて、これまでに都道府県で義務づけられたやつがされているのは、35の都道府県にはされています。政令都市では14の市ですね。この中には京都市も入っています。それから、市町村レベルでは48の自治体というふうなことに実はなっていて、これらはやっぱり前向きに取り組んでやられているということで、いろんな資料がそこでは掲載をされてきています。 今回、ちょっと写真を。これはカスミサンショウウオということで、この京田辺の地で絶滅危惧種というのが明らかになっているというのが京都府の中でも登録をされたということになっています。 それから、次、これが京都府のいわゆる絶滅危惧種と言われている部分の中に、レンリソウというのが4番目の右端のところに載っていますけど、これらも京田辺市で群生をされているやつがあると。このレンリソウなんかは、次の写真をお願いしますけど、こういった形で保全活動をしてくれているボランティア団体がやられていますので、そういった努力もされて、京都府の中で7団体がこういった保全の団体として登録をされていて、こういった取り組みもされているということになっています。 やっぱり京田辺市もこういった活動に一緒に連携をするという活動をしていただきたいし、かつ同志社大学という大学があるわけですから、そういった大学とも連携をして、自然環境を守るための連携活動、ボランティア活動を進めるような、そういった取り組みも大きくしていくというのが今求められているのかなというふうに思うんですけど、そういった点でどうですかね。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 吉岡経済環境部長。 ◎吉岡経済環境部長 再質問にお答えいたします。 先ほども申しましたんですが、今、本市といたしましては、第2次京田辺市環境基本計画、これをもとに今取り組んでおります。そして、今ご紹介のありました生物多様性国家戦略につきましては、趣旨については本市の基本計画にもうたっておりますし、外れていない。そして、同じような方向で進める計画として、今現在、現存をしております。そして、その本市の環境基本計画の中の先ほど紹介しました環境施策という中の各主体の役割というところに、先ほど、私、市民、事業者、そして市の役割というふうに言っておりますが、市民のところには、この計画書では学生の役割というところまで踏み込んで掲げておりますし、そのような形で今後取り組んでいただきたいというふうに考えておりますし、市としてもしっかり支援をしていこうと、そのように考えているところでございます。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 3番、西畑利彦議員。 ◆西畑利彦議員 京都府の条例による指定希少野生生物の保全団体支援制度というのがあって、その中を見ていきますと、そこで問題点なんかも整理されていて、今後の課題というところで、現時点での登録保全団体が7団体と少なくて、保全団体の養成から始める必要があるということや、既存の保全団体の多くが後継者の育成が課題となっていると、それから、指定後のモニタリングが十分行えていないというこの三つを課題として上げて、これに対する取り組みを自治体と連携してやっていかなあかんというふうになっています。まさにそのとおりなので、そういった若手の教育、後継者づくりも含めて、一つの団体組織、そういった系列的なものも含めて編成チームをつくるようなことをぜひとも行っていただきたいし、数多くのそういった打ち合わせなんかもやって、今、先ほど示したような、希少なそういった絶滅危惧種的なものが存在しているわけですから、市とともに一緒に守っていくという姿勢を貫いていただきたいんですが、その点については同意できるでしょうか、お願いします。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 吉岡経済環境部長。 ◎吉岡経済環境部長 先ほどからご紹介していますが、本市でつくりましたこの第2次の京田辺市環境基本計画、これには役割と目的をしっかりうたっておりますし、ご紹介のありました国家戦略とも同じ路線、方向性やというふうに考えております。 今お話ありましたように、本市といたしましては、今後、京都府の動きをしっかりと注視して、そしてまた京都府の動きと調整を図りながら、京都府と相談しながら、本市の地域の特性を生かしながら取り組んでいかなあかんというふうに考えております。         (挙手する者あり) ○奥西伊佐男議長 3番、西畑利彦議員。 ◆西畑利彦議員 ちょっと時間ありませんでしたので、アスベストについては再度また別の機会を通じてお願いしたいというふうに思います。 以上で終わります。 ○奥西伊佐男議長 これで西畑利彦議員の質問を終わります。 以上で本日の議事日程は全部終了いたしました。 これで散会いたします。 なお、次回は明日6月13日午前10時から会議を開きますので、議場にご参集願います。 本日はご苦労さまでした。-----------------------------------地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。                議長    奥西伊佐男                署名議員  横山榮二                署名議員  櫻井立志...